24時間365日続く家事や子育て。特に、幼い子どもの育児中は、自分のケアを後回しにしがちになりますよね。その結果、体型が崩れてしまったり、腰痛、肩こりに悩まされたり、睡眠不足で体調にも影響が出てしまう場合もあります。セルフケアを怠ったツケがやってきてからでは、なかなか産前のコンディションに戻すのは難しいものです。子どもが寝てからの時間でエクササイズをするのもいいですが、その時にはもう疲れているはず。ゆっくりドラマを観て、お茶でも飲んで眠りたくないですか?
今回は、子どもと遊び感覚で楽しく行えるヨガをご紹介します。
■ながらケアで、ママの心と体の健康を
ママ業はオンオフの切り替えが難しいものですが、子どもが起きている時間をまるっと「ながらケア」にしてしまおうというのが時間に貧乏性な筆者(二児の母)の考え方。子どもとお風呂で顔ヨガをしたり、ドライヤーや歯磨きタイムに片足立ちをしたり、洗濯物をたたみながら開脚したり。決して優雅ではありませんが、そういった地道なケアが心身の支えになり、子育てママにありがちな「子どものために自分のことを削っている自己犠牲感」が無く過ごせます。
■子どもと遊びながら健康美へ導くヨガポーズ
ベビーヨガ/ローリングバック
1.ママが体育座りをし、足の甲に子どもを座らせる。
2.手で子どもを支えつつ、背中を丸めて後ろに転がる。前後にコロコロとローリング。
骨盤調整効果もあると言われているこのポーズ。筆者のヨガクラスでは大ウケする子ども多数なのでおすすめです。
ベビーヨガ/英雄のポーズ
1.子どもを抱っこの状態からスタート。片足を大きく後ろに引く。後ろのかかとを斜め45度に。
2.子どもを前方の足の付け根に座らせつつ膝を90度に曲げる。顔は正面、足を後ろに引いた側の腕は肩の高さで後方に引き伸ばす。3呼吸ほどステイ。
※左右両足行いましょう。産後弱りがちな足腰を強くします。
ヨガを行うのは、写真のようにピクニック中でも、夜の寝かしつけの時間でもいいですね。うまくできた時の連帯感や達成感は子どもの自己肯定感につながります。子どもは、母親に触れ合う時間が長いほど情緒の発達にも良い影響があります。いいことづくめのベビーヨガで、遊びながらママの健康美も一緒に手に入れてしまいましょう。
(ヨガインストラクター/顔ヨガインストラクター 千葉 ゆか)
【関連記事】
・ベッドで3分!春に◎な体を開いて疲れをリリースするポーズ
・美脚効果も!春に◎な心も体も楽になるデトックスヨガポーズ
・美脚を妨げるNG習慣をチェック!簡単「脚トレ」で美脚に
・座り仕事の人に◎姿勢のプロが教える、疲れないイスの座り方