毎朝起きるのがつらくて、お布団の中でもぞもぞしているあなた。朝は、脂肪を燃えやすくする絶好のチャンスです。
「運動をする時間がない」「朝起きた時、なんだか体調がすぐれない」「太りやすいのに痩せにくい」という方は、まず「アサイチ動き」から始めてみてはいかがでしょうか。
■「アサイチ動き」でスイッチの切り替えをスムーズに
朝は、副交感神経優位から交感神経優位に身体のスイッチが切り替わるときです。副交感神経が優位に働く間、身体は脂肪を溜めやすい状態にありますが、交感神経が優位に働く間は、脂肪が燃えやすい状態になります。
「朝起きた時、なんだか体調がすぐれない」という方は、副交感神経と交感神経のスイッチの切り替えがうまくいっていない状態といえます。
■朝、起きたらやる「アサイチ動き」3つ
朝、目が覚めたら布団からサッと起き、以下の3つを行い、体温をあげましょう。
(1)太陽の光を浴びる
(2)朝食を食べる
(3)歯磨きをしながらスクワットをする
朝、体温を上げておくと、その日1日中身体がポカポカします。そのポカポカが、脂肪が燃えやすくなっている証拠。
副交感神経と交感神経のスイッチの切り替えがうまくいくようになると、朝、すっきり目覚めることができ、「溜めやすい」身体から「燃えやすい」身体へと変わることができるでしょう。
■朝食で内臓も「アサイチ動き」
朝起きると、人の身体の中では脂肪や筋肉の分解が始まります。これは、朝食を食べることで一時的に「合成」となります。この「合成」は、基礎代謝を維持するために必要なことです。
基礎代謝を維持することは、筋肉量を維持することと同じです。
朝食を食べない女性は多いですが、この女性たちの特徴は「低血圧」「低体温」であること。上記にも書いてあるように、朝食を食べることで基礎代謝が維持され、体温が一定に保たれます。
お昼ごろまで食べないでいると血糖値がどん底になり、次に食事をした時に、血糖値が一気にあがります。そうすると、「インスリン」が大量に分泌されるため、脂肪がたまりやすい身体となるのです。
朝食を食べて、内臓の「アサイチ動き」も促しましょう。
「朝起きることが苦手」「冷え性だから、なかなか布団から出られない」という方たちには、「アサイチ動き」を是非試して頂きたいものです。毎日続けることで基礎代謝が上がり、脂肪が燃えやすい身体になるでしょう。
(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわえりな)
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