美容や健康によいと言われているものはいろいろありますが、効果だけでなく続けやすさも大切ですよね。“わざわざ”ではなく、“無理なく”生活にとりいれられるものが一番続けやすいはず。
この季節、とくに気になる冷え対策に、毎日のお茶を「杜仲茶」に変えてみてはいかがでしょうか?
■杜仲茶ってどんなお茶?
杜仲茶は、杜仲という樹木の葉を乾燥させて作られたお茶です。東洋医学でも古くから薬効のある植物として扱われ、冷えが原因で起こる諸症状の改善に用いられています。杜仲は、陽気を補う働きがあるため、「元気がない」「疲れやすい」「いつも身体が冷えている」という方に向いています。
■杜仲茶がおすすめな理由3つ
(1)冷えからくる肩こりや腰痛を和らげる
杜仲茶にふくまれるポリフェノールには、血管を広げる働きや、筋肉の緊張を和らげる働きのあることがわかっています。そのため、血流をスムーズにして、冷えや冷えが原因で起こる肩こりや腰痛を和らげる効果が期待できます。
(2)代謝UPして内臓脂肪が減少へ
杜仲茶にふくまれるポリフェノールのひとつ「アスペルロシド」は、胆汁酸の分泌を増やし、褐色脂肪細胞などの脂肪を燃焼させる細胞に働きかけて、脂肪の代謝を活発にするスイッチをONにするのだそうです!
この働きにより、基礎代謝がUPして、結果として内臓脂肪が減少に向かうのだそうです。基礎代謝は、年齢とともに下がってしまいますから、毎日のお茶で代謝UPできるのは嬉しいですね。
(3)リラックスしてストレスをケア
その日のストレスは、その日のうちに解消したいですが、なかなかそうもいきませんね。ストレスが続くと熟睡できなくなったり、過食になってしまうこともあります。
杜仲茶は、副交感神経に働きかけて気持ちをリラックスさせる働きもあるそうですから、熟睡できない、疲れやすいなどのプチ不調を感じている方にもおすすめです。
杜仲茶はクセがなく飲みやすいお茶です。冷えや脂肪が気になる方は、毎日のお茶を杜仲茶に変えてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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