花粉が飛ぶ時期は、毎日薬や漢方に頼る方もたくさんいらっしゃいますよね。そんな方の助けになるかもしれない「ツボ」をご存じでしょうか?
ツボは副作用もなく、老若男女に使え、妊娠授乳期にも安心です。
今回は、目、鼻、副鼻腔の各症状に対処するツボをいくつか紹介します。
■どうして「ツボ」が身体にいいのか
「ツボ」は、各器官や部位の末梢神経を刺激して血液循環を良くし、各器官を正常に働かせるよう導く効果があります。鼻水や咳を止めるために使う薬が対症療法というのに対し、ツボは根本治療になります。
■目の症状に効果的な顔ツボ
目の充血、かゆみ、腫れぼったい等の症状をラクにしたいときに効果的です。
(1)眉中(びちゅう)
眉の真ん中にあるくぼみです。やや上に向かって押し上げます。
(2)目頭(もくとう)
目頭から鼻の間、骨がくぼんでいるところにあります。両手でつまむように押してもいいです。
(3)黒受(こくじゅ)
眼球の下の骨部分の中央にあります。眼球を押してしまわないように注意しましょう。
■鼻の症状に効果的な顔ツボ
鼻の不調を整え、鼻水鼻づまりの解消に効果的です。肌荒れや吹き出物にも効果があるツボなので、美容にも◎です。
(1)香風(こうふう)
鼻筋の骨の横にあります。指の先を使って押しましょう。
(2)香洞(こうどう)
小鼻の両脇のくぼんだところにあります。こちらも指先で押しましょう。
■足の反射区も押しましょう
前頭洞、副鼻腔の反射区はイラストのように、足指の先です。ここを押しつつ、矢印のように往復させて刺激を入れましょう。
大腸の反射区は、足の裏の半分から下を押してかかとの方へ流しましょう。便通を良くするように心がけましょう。
ツボを刺激した後のポイント
ツボを刺激した後は、排泄をしっかりとする事がポイントです。
身体のすすぎ洗いをするような感覚で、温かいお白湯やノンカフェインのお茶を頂いてくださいね。毒素や老廃物は尿と便で出して、デトックスしましょう。
花粉だけでなく、空気中の環境汚染物質なども鼻水や目のかゆみの原因となる場合があります。筆者は、花粉、PM2.5、黄砂の多い時期に、顔ツボと足ツボを日常のヘルスケアにとり入れる事でかなり軽減されました。
効果には個人差がありますが、やってみて損はありません。ぜひ、お試しくださいね。
(ヨガインストラクター 千葉ゆか
高津文美子式フェイシャルヨガインストラクター、顔つぼセラピスト。二児の母。お子様連れOKなヨガ×顔ヨガクラス「nicomum-yoga&facial yoga」主宰。)
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