夏の夜に、「足がほてって眠れない」という経験はありませんか?
一日の活動で疲労した足は、筋肉疲労や血行不良によって熱がこもり、ほてりやすい状態になっています。また、就寝時に身体が体温調節のため、手足などの末端から熱を放出することが、足のほてりの原因という場合もあります。
このような時は、直接冷やしたり、足を高い位置に上げると改善されます。
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、寝たままできる「足のほてり改善法」をご紹介します。
■足のほてりの原因
一般的なほてりの原因は、以下のようなものです。
(1)自律神経の乱れ
(2)足の筋肉疲労
(3)蒸れて熱の放出が円滑にできずに、熱がこもる
(4)ビタミン不足
(5)水分バランスが崩れている
一方、足のほてりには、思わぬ病気が潜んでいることもあります。
単なる疲労でない場合もありますので、改善しない、あるいは悪化する場合は、早めに整形外科や神経内科、かかりつけ医に相談しましょう。
■足のほてり解消法
一般的な足のほてりの場合は、足全体の巡りを良くすると、熱が放出され、改善が期待できます。
寝ながらできる、下半身をリラックスさせ巡りを促すケアをご紹介します。
(1)仰向けになってひざをおり、左右のかかとで太ももを30回程度たたきます。
(2)左ひざを立てて、右足首を左ひざにのせます。左ひざに右足ふくらはぎをつけた状態で上下に動かし、右のふくらはぎを刺激します。ふくらはぎに溜まった老廃物の排出を促します。
(3)反対側の足も同様に行いましょう。
「ふくらはぎ」をほぐすことがポイント
ふくらはぎは、下半身の老廃物がたまりやすいパーツです。ふくらはぎをひざで刺激することにより、足はもちろん、下半身全体の老廃物が排出しやすくなります。結果、「足」の巡りもよくなり、ほてりが軽減されます。
「足裏」を刺激するのも効果的
それでも、足がほてって眠れない時は、ゴルフボールで足裏をコロコロと刺激して、ダイレクトに足の老廃物排出を促しましょう。
ただ、この場合も、最初に「ふくらはぎ」をほぐしてから行うことをおすすめします。足だけほぐしても、その上のふくらはぎの巡りがよくないと、老廃物を排出しにくいためです。
足のほてり解消には、まず「ふくらはぎ」をほぐすことを、覚えておきましょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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