みなさん、ヨーグルトはどのようにして食べていますか?
そのまま食べる方、甘くして食べる方、シリアルと食べる方、それぞれだと思いますが、腸内環境美化のために役立つのは、どんな食べ方でしょうか?
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して15年、美養フードクリエイターである筆者が、ヨーグルトだけを食べるよりも、より効果的な「ヨーグルトの食べ合わせ」をご紹介します。
■「ヨーグルト」だけでは不十分な理由
ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌が含まれています。ですが、食べものから摂った有用菌は腸内に棲みつくことができません。腸内に留まっている間は、すでに棲みついている善玉菌と共に働きますが、数日で排出されてしまいます。
ですから、ヨーグルトにふくまれる有用菌だけでなく、すでに腸内に棲みついている善玉菌のエサとなるものをヨーグルトと一緒に摂ることで、善玉菌を助けると共に、善玉菌を元気にすることができます。
■腸内環境美化に!ヨーグルトおすすめの「食べ合わせ」3つ
(1)フルーツ
フルーツには、「ペクチン」と呼ばれる水溶性食物繊維やオリゴ糖が含まれています。どちらも善玉菌のエサとなる成分ですから、ヨーグルトにフルーツを合わせるのは◎。
(2)オーツ麦
オーツ麦は、他の穀物に比べて水溶性食物繊維の多い穀物です。オートミール、ミューズリー、グラノーラなど、オーツ麦を主としたシリアルを選びましょう。
(3)小麦ブラン
小麦ブランは、小麦の外皮から作られたシリアルです。基本的には不溶性食物繊維ですが、小麦ブランの不溶性食物繊維は、腸内で一部が水溶性食物繊維のような働きをすることがわかっています。
不溶性食物繊維は、直接善玉菌のエサとなる成分ではありませんが、腸内で水分を含んで膨らみ、腸のぜん動運動をうながす働きがあります。食が細く便秘がちな方にもおすすめの食べ合わせです。
■ヨーグルトはいつ食べる?
ヨーグルトは、「朝食べたほうがいい」「夜食べた方がいい」と、いろいろな説があります。
それぞれに理由はあるもののの、ヨーグルトから摂った有用菌は腸内に棲みつくことができません。
ですから、“いつ”食べるか?より、毎日食べることがポイントです。ご自身のライフスタイルに合わせて、続けやすい時間帯に毎日食べる習慣をつけましょう。
同じ食べるのであれば、より効果的に食べたいですよね。お好みの食べ合わせを見つけて、毎日続けてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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