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臭うのは夏より秋冬!?医師が教える「ワキ汗ニオイ対策」


つやプラ編集部

大量に汗をかく夏場に、汗や臭い対策をしている方は多いと思います。しかし、汗をかく自覚が低い秋冬は、汗や臭い対策について無防備になりがちな人も多いようです。

臭うのは夏より秋冬!?医師が教える「ワキ汗ニオイ対策」

「実は、秋冬の方が夏より汗が臭いやすい」と臭い研究の第一人者である五味クリニック院長の五味常明先生が指摘しています。

五味先生に、秋冬の汗対策について伺いました。

■秋冬の汗が臭う3大要因とは?

五味先生は、秋冬の汗が臭うのは、夏の汗と比較し3つの違いがあるためとおっしゃっています。

(1)秋冬は汗をかく機会が少なく、汗腺の機能が落ちる。

(2)汗の量は減るものの、汗に含まれる臭いの元となる「ミネラル」などの成分が約2倍に増加する。

(3)「ミネラル分」を多く含む秋冬の汗はベタベタして乾きにくく、また、「ミネラル分」により皮膚表面がアルカリ性になることで、皮膚常在菌が繁殖しやすくなる。

上記の3つの特徴が、秋冬の汗の臭いが強くなる理由です。

ストレスや不安も汗の臭いの原因に!?

ワキの汗には、「汗をかいてしまうのではないか」「汗をかいたら、臭ってしまうのではないか」といった不安からくる「緊張性の精神性発汗」も関わっています。

■秋冬の汗対策は、「ミョウバン」入りのデオドランド

臭いやすい秋冬の汗対策について五味先生は、「ワキの臭いは、ミョウバン入りの制汗デオドラントを使って汗や雑菌を抑え、臭いを中和することによって防ぐことができる」とアドバイスしています。

ミョウバン入りの制汗デオドラントには、以下の3つの効果があります。

(1)汗を抑える

(2)肌を弱酸性に保ち、雑菌の繁殖を防ぐ

(3)アルカリ性の臭い成分を中和する

片ワキだけ「ミョウバン入りの制汗デオドラント」を塗り実験

片ワキだけ「ミョウバン入りの制汗デオドラント」を塗り実験

片方のワキだけにミョウバン入りの制汗デオドラントを塗り、シャツを着て1日過ごす実験を行いました。上記の写真は、1日(約8時間)着用したシャツのワキ部分に、汗に反応する試薬を吹きつけてみたものです。違いは一目瞭然ですね。

何も塗っていない側のワキは汗に反応して変色していますが、ミョウバン入りの制汗デオドラントを塗ったワキは汗が抑えられているためほとんど変化がありません。汗が抑えられているということは、雑菌の繁殖を防ぐことにつながり、臭いを元から断つことができるのです。

夏に比べると、秋冬は目に見えて汗をかくことはほとんどなく、デオドランドケアをしないという方も多いのではないでしょうか。大人のエチケットとして、年中抜かりないケアを実践しましょう。(つやプラ編集部)

【五味常明先生プロフィール】

五味クリニック院長。体臭・多汗研究所所長。1949年長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科、多摩病院精神科などを経て、「心療外科」という新しい医学分野を提唱。体臭・多汗治療の現場で実践。TVや雑誌でも活躍中。著書・監修本も多数

 

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