「冬になると、太りやすくなる」という方の傾向に、塩分をとり過ぎている場合があります。この時期は、身体が温まる鍋や麺類などが食べたくなるものですが、こうした料理にはかなりの塩分が含まれています。
多くとりがちな塩分を、上手に出す習慣をつけませんか?
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、冬に心がけたい食事法をご提案します。
■「塩は太る」その理由
過剰な塩分の摂取は、太りやすくむくみやすい体質になる原因となります。これは体内に余剰な塩分があると、それを薄めようとして、身体が余分な水分をため込むからです。
このいらない水分こそ、身体のめぐりを悪くさせ、代謝の低下やむくみを引き起こします。なので、すっきりした身体を保つためには、塩分をとり過ぎないことが大切になるのです。
■塩分をとり過ぎたら、速やかに排出する習慣を
塩分を多くとってしまったら、しっかりと出してしまえば良いのです。いつまでもため込んでおかずに、その都度きちんと排出できていれば、体内の循環がとどこおることもさけられます。
そのために摂取したいのが、塩分の排出を促す働きのある「カリウム」です。
ところが、外食や加工食品を利用しがちだと、「カリウム」の摂取量は不足してしまいます。意識的に「カリウム」が含まれた食品をとって、塩分をスムーズに出していきましょう。
■バナナとアボカドをレギュラーフードに
カリウムが多く含まれている代表的な食品は、「バナナ」と「アボカド」です。いずれも手がかからずに食べられるので、いつも常備しておくと良いでしょう。
また、「海苔」もカリウムを多く含んでいます。ご飯のお供のほか、サラダや味噌汁に加えて、積極的にとっていきましょう。
■「カリウムダイエット」のレシピ3選
カリウムが日常的に無理なくとれるレシピです。作り置きにも向いていますので、ぜひお試しください。
(1)ひじきのマリネ
カリウム豊富な「ひじき」を、減塩しやすいマリネでどうぞ。
材料(作りやすい分量)
・乾燥ひじき 30g
・ねぎ 1本
・オリーブオイル 50ml
・酢 大さじ3
・黒砂糖 大さじ3
・顆粒コンソメ 大さじ1
・塩 小さじ1
作り方
(1)ひじきは水で戻し、ねぎはみじん切りにしておきます。
(2)オリーブオイル、酢、黒砂糖、顆粒コンソメ、塩を混ぜ合わせてマリネ液を作っておきます。
(3)ひじきをやわらかくなるまで煮て、ざるに上げておきます。
(4)(3)とねぎを(2)で和え、15分ほど置いて味をなじませれば完成です。
(2)焼き海苔ドレッシング
サラダはもちろん、冷や奴や茹で鶏にもぴったりです。
材料(作りやすい分量)
・焼き海苔 1枚
・お湯 60ml
・めんつゆ 大さじ3
・ごま油 小さじ2
・酢 小さじ2
・塩 適宜
作り方
(1)焼き海苔は、ちぎってお湯でふやかしておきます。
(2)(1)とめんつゆ、ごま油、酢、塩をよく混ぜれば完成です。
(3)バナナとアボカドの焼きプリン
低糖質でダイエット向きの、混ぜて焼くだけのシンプルなスイーツです。
材料(作りやすい分量)
・アボカド 1個
・バナナ 2本
・卵 3個
・黒砂糖 30g
・牛乳 300ml
作り方
(1)オーブンは180度に設定して、余熱をしておきます。
(2)アボカドとバナナは皮をむき、ざく切りにしておきます。
(3)(2)と卵、黒砂糖、牛乳をミキサーで攪拌します。
(4)型に(3)を流し込み、余熱済みの180度のオーブンで30分焼きます。
(5)粗熱がとれたら、冷蔵庫でひんやり冷やして完成です。
日常の食生活では、塩分のとり過ぎがさけられない時もあります。ですが、「とりすぎてしまったら出せばいい」と考えれば、気もラクになりますよね。美味しくカリウムを摂取して、快適に軽やかな身体をキープしてくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※ナトリウム – わかさ生活
※カリウム – わかさ生活