3月は春を思わせるあたたかい日もあれば、底冷えするような寒い日もあります。温度変化が激しいこの時期は、体調不良も多くなりますよね。
そんな時こそ大切にしたいのが、毎日のご飯です。旬な食材を上手に活用して、体調管理に役立てましょう。
ベジ活アドバイザーの筆者が、体調管理におすすめの旬食材を4つご紹介します。
■体調管理におすすめの旬食材4つ
(1)菜の花
菜の花のつぼみには、花を咲かせるための養分がぎゅっと詰まっています。「ビタミンC」はホウレンソウの3倍以上、「βーカロテン」はピーマンの5倍と、実際に数字でみても栄養満点です。
「カロテン」は体内で必要に応じて「ビタミンA」に変換され、粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保つのに役立ちます。免疫力が低下する春先には、特にとりたい食材ですね。
(2)春キャベツ
薄着になる春、洋服に隠れていた体型が気になりますよね。春のダイエットには、春キャベツがおすすめです。
メニューに加えると、咀嚼回数を増やすことができます。よく噛むことは、満腹中枢を刺激して暴飲暴食予防にも効果的です。早食い傾向にある人は、ぜひお試しください。
早食いは、そうでない人に比べて肥満のリスクが4.4倍も違うというデータもあります。ダイエット中の人は、サラダなどに活用して咀嚼回数UPを狙ってみてはいかがでしょうか。
葉よりも芯の部分に「ビタミンC」が多く含まれている!?
キャベツに含まれる「ビタミンC」は、葉の部分よりも芯の部分に多く含まれています。
切り方などの工夫が必要ですが、芯までしっかりととるようにすると栄養を余すことなくいただけますね。
(3)アスパラガス
新年度へと変わる春は、ストレスなどで疲れやすい時期です。
アスパラガスに含まれる「アスパラギン酸」には、スタミナをつけて疲労に対する抵抗力を高める働きがあると考えられています。手軽に調理できるのも利点です。
「善玉菌」の栄養源となって増殖を促す働きがある「オリゴ糖」も豊富に含むアスパラガスは、腸内環境を整えるのにもおすすめです。
(4)タラの芽
山菜の王様ともいわれている「タラの芽」は、免疫機能を正常に保つ働きのある「βーカロテン」や造血のビタミンとの別名をもつ「葉酸」、むくみ改善に役立つ「カリウム」、女性が不足しがちなミネラルである「カルシウム」などの栄養素を含みます。
「食物繊維」も含まれているので、体内のデトックスにも役立ちます。
これからの季節に、ご紹介した食材を無理なくとり入れると良いですね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵)
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【参考】
※菜の花の基本情報 – キユーピー
※「早食い」だと肥満リスクは4.4倍に上昇 3年間の調査で確認 – 糖尿病ネットワーク
※[キャベツの栄養]葉以上に栄養がある芯!切り方や食べ方は? – カゴメ
※アスパラガス – わかさ生活
※β(ベータ)カロテン – わかさ生活
※葉酸 – わかさ生活
※カリウム – わかさ生活