クレンジングを正しく行うだけで、スキンケアやメイクに手をかけなくても、シミやくすみの予防につながります。
コスメコンシェルジュや美容家のプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、正しいクレンジング方法をご紹介します。
■ついやりがちなNGクレンジング6つ
(1)クレンジングの量が少ない
クレンジングの量が少ないと、肌をこすることになり、摩擦で肌をいためてしまいます。
正しいクレンジングの量はアイテムによって違いますので、アイテムの裏に記載されている使用量を使うようにしましょう。
(2)長時間クレンジングを肌にのせている
クレンジングを長時間のせていても汚れがしっかりとれるわけではありません。
長時間肌にのせていると、肌のうるおいを奪ってしまうことにつながるので、気をつけましょう。
(3)ゴシゴシこすって洗う
力を入れてゴシゴシとこすって洗うと肌に負担がかかり、摩擦で色素沈着する可能性が高くなります。
特に、指先だけでクレンジングを伸ばそうとすると、余分な力が入るので気をつけましょう。
(4)クレンジング後は、タオルでゴシゴシこすって拭きとる
せっかくやさしくクレンジングしても、タオルでゴシゴシ拭いてしまっては台無しになります。
タオルの摩擦が色素沈着や肌荒れのもとにもなるので、気をつけましょう。
(5)メイクを落とさないで就寝する
肌にやさしい化粧品は増えていますが、日中の肌は化粧品以外に空気中の汚れや皮脂、汗が混ざって酸化した状態にあります。
そのままにしておくと、色素が沈着してシミやくすみの原因になったり、ニキビの原因にもなるので気をつけましょう。
(6)「日焼け止め」しかつけていない日はクレンジングをしない
日焼け止めにも石けんで落ちないウォータープルーフタイプがありますので、アイテムのオフ方法を確認しましょう。
日焼け止めが肌に残った状態だと、肌が乾燥したり肌荒れの原因になったりしますので、気をつけましょう。
■正しいクレンジング方法3つ
(1)適量のクレンジング剤で肌に負担をかけない
肌に負担をかけないようにするには、なるべく摩擦をかけないことが大切です。ですから、肌のうえでスルスルと抵抗なくすべるくらいのクレンジング量を使うことがポイントです。
アイテムに記載されている使用量を正しく使えば問題ないので、適量を守るようにしましょう。
(2)クレンジングを伸ばす時は手のひらで
クレンジングを顔全体に伸ばす際も、摩擦には注意したいものです。
なるべく肌に負担をかけないように、手のひら全体をつかってやさしくすべらせながら伸ばすようにしましょう。摩擦が起きにくくなります。
(3)タオルで拭く時はやさしく
タオルで顔を拭く際は、柔らかいタオルで肌を押さえるようにし、水気をタオルに吸わせるイメージで拭きとるのがポイントです。
クレンジングをきちんと行うだけでスキンケアの浸透も良くなり、肌のくすみや乾燥も改善できます。スキンケア化粧品を増やす前に、まずはクレンジングのやり方を見直してみてはいかがでしょうか。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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