ベタつきが苦手だからといって、いつも肌をサラサラな状態にしていませんか? 涼しげなサラサラ肌はメイク崩れと無縁に感じるかもしれませんが、実はその意識がメイク崩れを招いてしまう可能性があります。
美容ライターの筆者が考える、メイク崩れ対策をご紹介します。
■保湿をしっかりする
夏は、サラリとした肌が心地いいもの。しかし、ベタつきをおそれて保湿を控えると、肌が乾燥しやすくなります。
大人の肌にとって、油分不足は過剰な皮脂分泌を起こす原因のひとつになります。夏場でもしっかりと保湿しましょう。
「額や鼻はテカるのに、頬や口周りがかさついたり、突っ張ったりする」そんなアンバンランスな状態は乾燥のサインなので、保湿力の高いスキンケアアイテムに変えてみましょう。しっかり保湿されることで、皮脂の分泌が落ち着くことがあります。
■“落としすぎない”お手入れに切り替える
皮脂の落としすぎも乾燥の原因につながります。ピーリングやゴマージュ、酵素洗顔などの洗浄力の高い洗顔料を頻繁に使ったり、あぶらとり紙でこまめに皮脂をとると、肌が必要とする皮脂まで落としてしまいます。
角質ケア用の洗顔料の使用は週に1回程度にし、日中の皮脂はティッシュでおさえるようにして皮脂を落としすぎないようにしましょう。
■メイクは粉の量を減らしてみる
メイク崩れをおそれて、粉を重ねすぎていませんか? ファンデーションやフェイスパウダーなどの粉は油分をおさえてくれますが、肌がサラサラになるまで塗ると必要な皮脂まで奪ってしまう場合があります。
粉を塗りすぎると崩れ方が汚くなってしまうので、薄く塗るだけで十分です。薄塗りで崩れてしまう場合は、Tゾーンや目の下のみ少し多めに塗ると良いでしょう。
■スキンケア・メイクともに油分を味方につける
過剰な皮脂にお悩みの方にとって、皮脂は敵と感じるかもしれません。ですが、皮脂は本来、肌にとって欠かせない存在です。上手に味方につければ皮膚の健康を保ち、美しいつやとなって肌を魅力的に輝かせてくれます。
皮脂を落としすぎず、生かす意識でお伝えしたスキンケアやメイクをしてみてください。きっと、今までとは違った肌に出合えるでしょう。
サラサラの肌は気持ちいいですが、皮脂はきちんとキープしたいものです。過剰に分泌させないようにスキンケアとメイクで肌を整えて、美しくつやめく肌を手に入れたいですね。
(コスメコンシェルジュ 古賀令奈
美容・ヘルスケアを中心として「わかりやすく試しやすい」をコンセプトに執筆。日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュを取得し、美容法の提案活動も展開。)
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