「血行不良」が起こりやすい時季として一番最初に思い浮かべるのは、「寒い季節」ではないでしょうか? ところが、真夏でも血の巡りは悪くなりやすく、放っておくとくすみにつながることがあります。
美容ライターの筆者が、お疲れ顔がひどくなる前に行いたいセルフケアをご紹介します。
■朝のケア
白湯を飲んで身体を温める
朝起きたら、まず身体を温めます。「暑い夏に身体を温めるってどういうこと?」と思われがちですが、朝の身体は冷えていることが多いのです。
その理由には、エアコンが関係しています。寝苦しい夜はエアコンをつけて寝ると快適ですが、朝になると身体が冷えてしまっています。ですから、朝起きたら「白湯」を飲んで身体の中から温めましょう。
スキンケアも血流が良くなるアイテムで
スキンケアで「炭酸コスメ」をとり入れると、血流が良くなり、じわっと顔色が明るく見えます。美容液やパックなど年々種類が増えてきているので、お気に入りのアイテムを見つけることも楽しいでしょう。
また、首の後ろを蒸しタオルで温めることも、短時間でできて効果的です。
■日中のケア
午後に鏡を見ると、どんよりとした冴えない顔になっていることもあると思います。そんな時は、簡単なマッサージをしてくすみ顔を改善しましょう。
頭皮マッサージ
両手の指で頭皮をつかんで、やさしく指をまわします。気持ち良いと感じる強さで行うのがベストです。
肩をほぐし
デスクワークなどで同じ姿勢をつづけていると、肩甲骨が固まりがちです。肩を上下に動かすだけでも効果はあります。
肩がはってきたなと感じたらすぐにでも動かして、血の巡りを良くしましょう。
■夜のケア
湯船に浸かる
暑いからといって、入浴をシャワーだけですませるのはNGです。湯船にお湯をはって、しっかりと身体を温めましょう。炭酸が配合されている入浴剤を使えば、身体がポカポカと温まります。
入浴後にマッサージを
お風呂から出たら、スキンケアをしながらマッサージを行うとさらに効果的です。寝る前にストレッチも行うと、心身ともにスッキリとして眠りやすくなるでしょう。
真夏でも室内はエアコンが効いていて、冷えを感じることが多いものです。夏冷えの影響でお疲れ顔にならないためには、身体や肌の自覚症状を見逃さず、小さな努力を積み重ねることが必要です。ご紹介した方法はいずれも簡単なものばかりなので、ぜひとり入れてみてくださいね。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛登志子
日本化粧品検定1級を取得後、複数のwebメディアで記事を執筆。「女性はいつでも、いつまでも輝き続けられる」をモットーに情報を発信中。)
【関連記事】
・歯磨きしながらほうれい線予防!「ながらdeたるみケア」3つ
・10年後に後悔しない!ネイリストが教える「手のシミ」予防法
・寝る前5分で老化をスローダウン!悩み別「夜のセルフケア」
・今年こそ「夏老け」しない!秋冬に後悔しない「夏の肌ケア」