これから、外出するのもおっくうな季節になりますよね。そんな時、お家で長時間スマホを使用している人も多いのではないでしょうか。
長時間前のめりの姿勢を続けていると、身体に負担の大きい「ストレートネック」になる場合もあるので、注意が必要です。
今回は、日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、ストレートネックを防ぐストレッチをご紹介します。頭頂部のツボを刺激するので、リラックス効果もありますよ。
■「ストレートネック」とは
スマホの画面を見る時は、前のめりな姿勢をとりがちです。これが長時間つづくと、頭を支えている「首」に負担がかかります。この姿勢は、近年問題となっている「ストレートネック」を誘発する原因の1つでもあります。
ストレートネックとは、ゆるやかにS字を描くべき首の骨が、まっすぐになった状態をいいます。ストレートネックになると首や肩のコリはもちろんのこと、頭痛や目の疲労にもつながるので、意識して予防しましょう。
■ストレートネック予防ストレッチ
初めに、首に痛みやトラブルのある方は、以下にご紹介するストレッチをひかえてください。
(1)正座をして、額をフロアに着けます。この時、両手は頭の横にそえます。
(2)息を吸って吐きながら、頭頂部を床につけるポジションにして30秒キープします。この時、首と床が垂直になるようにします。
頭を前後に気持ちのいい範囲で動かします。(決して横には動かさないようにしてください。)
普段はあまり触れる機会がない頭頂部の「百会」というツボを刺激することにより、自律神経のバランスも整えられ、リラックスすることができます。
ヨガで「ウサギのポーズ」を行ったことがある方もいらっしゃると思いますが、ご紹介したストレッチは、それよりも強度が低く、どなたにも行いやすいものとなっています。ぜひ、お試しください。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子)
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