そろそろゴールデンウィーク。お出かけの予定がある方も多いのではないでしょうか? お天気の良い日の外出は、紫外線だけでなく、汗のニオイも気になりますよね。汗は身体から出るものですから、私たちが食べたもので作られています。普段から「汗が臭いやすくなるNG習慣」をしていないか、さっそくチェックしてみましょう!
■汗が臭うのはナゼ?
汗やニオイの専門家である五味クリニックの五味院長によれば、エクリン腺と呼ばれる全身にある汗腺から出る汗の99%は水分で、サラサラしていてすぐに蒸発してしまうため、ニオイの元になりにくいのだそう。一方、悪い汗はベタベタとして身体に残り、ニオイの元となってしまうそうです。
■汗が臭いやすくなるNG習慣3つ
(1)生クリーム・バターなど「動物性脂肪」が好き
肉の脂や生クリーム、バターなどの動物性脂肪は、皮脂分泌を増やすだけでなく、汗に含まれる油脂成分も多くなってしまうそう。皮脂や汗に含まれる脂肪は、汗と共にベタベタと身体に残ることで、酸化されてニオイの原因となってしまうそうですから、ベタベタ汗をかきやすい方は、動物性脂肪を控えてみて!
(2)「野菜・果物」がキライ
五味院長によると、体内で脂肪が酸化し過酸化脂質となってしまうと、短鎖脂肪酸などのニオイ物質を作り出してしまうそうです。野菜や果物に含まれるビタミン・ミネラルは脂肪の代謝をサポートし、ポリフェノールには抗酸化作用がありますから、野菜や果物を積極的に食べる習慣をつけましょう。
(3)「汗をかく習慣」がない
「常にエアコンの効いた快適な室温で過ごしている」「湯船に入る習慣がない」など、汗による体温調節が必要のない生活を送っていると、汗腺の機能が悪くなりベタベタした汗が出やすくなってしまうそうです。悪い汗は、ミネラルなど身体に必要な栄養分を汗と一緒に排出してしまうというデメリットがあるだけでなく、汗腺を詰まらせ、ニキビや肌荒れを引き起こす場合もあるそうですから気を付けたいですね。
汗のニオイが気になる方は、生活習慣や食習慣に気を配ってみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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