顔にはニキビができにくい方でも背中のニキビにお悩みの方は意外に多いのではないでしょうか。ドクターシーラボの調査によると、約半数の女性が「他人の背中を見てギョッとした経験がある」とのこと。「ギョッとした」理由は「ニキビやニキビ跡、ざらつき」が堂々の1位でした。簡単に自分の目で見ることができないパーツだからこそ、念入りにケアしておきたいですね。
背中は皮下脂肪が少なく、皮脂腺の発達がみられる部分です。つまり、実は背中は油分の多いパーツということになります。見過ごされがちですが、この特徴をふまえて、ケアしてみましょう。
■背中のブツブツ・ザラザラ解消法3つ
1. ボディ用の保湿アイテムを見直して!
油分は時にニキビの大敵となります。背中にニキビができやすいにも関わらず、ボディクリームやミルクなど油分を多く含むコスメを使用している方は、化粧水にチェンジしてみましょう。
2. 「お風呂から出る直前の」1ステップを習慣に
入浴時には、ゆったりと背中までお湯に浸かり、しっかり石鹸を泡立てて背中の油分をきれいに落とすことが大切です。自分ではなかなか手を伸ばせない場所ですから、長めのボディタオルやブラシを使用するなど隅々まできれいに洗うことができるよう工夫してみましょう。また、流したシャンプーやトリートメントは意外と背中に残りがち。お風呂から出る直前の一番最後に、しっかりめに背中をすすぐ習慣をつけましょう。
3. インナーを選ぶなら「綿」がおすすめ
背中は前述の通り皮脂腺が発達している部分ですから、汗をかきやすい部分でもあるのです。汗もニキビの大敵。夏場は特に小まめにふき取ることが大切ですが、外出先では難しいかと思います。そこでお勧めしたいのが、綿素材のインナーを身に付けること。綿は汗の吸収がよいだけでなく、通気性がよいという特徴があります。夏はブラの上に直に洋服を着るという方が多いかもしれませんが、夏こそ綿素材のインナーを身に付けることをお勧めします。
■「背中ニキビ」で注意したいこと
慢性化している場合は、ニキビであってもセルフケアでの完治が難しい可能性が。医師の診断を受けるのがベストです。また、市販のニキビ薬などを塗り、上記のことを心掛けているにも関わらず改善しない場合は「マラセチア」というカビが原因かもしれません。この場合も早めに医師の診断を受けることをお勧めします。
今年の夏は肌見せファッションが流行しています。つるつるピカピカの背中で、思い切って背中見せファッションを楽しまれてはいかがでしょうか。
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・背中やお尻のブツブツ・ザラザラ・乾燥対策に!ボディケア保存版
【参考】
※夏はすぐそこ!なんと!約半数が人の背中を見てギョッとしている!-ドクターシーラボ
※吉木伸子著『素肌美人になるためのスキンケア美容医学事典』池田書店