秋は、肌や身体の調子が狂いがち。しかし、せっかくなら毎日キレイにハツラツと過ごしたいものですよね。
インナービューティー料理研究家の筆者が、忙しくても毎日手軽にとり入れられるエイジングケア食材をご紹介します。
■毎日摂りたいエイジングケア食材4つ
(1)甘酒
栄養価が非常に高く、「飲む点滴」とも呼ばれている発酵ドリンクです。特に、糖質や脂質の代謝をサポートする「ビタミンB群」が豊富なので、代謝アップや疲労回復に効果が期待されています。
カルシウムが豊富な「牛乳」や大豆たんぱくが豊富な「豆乳」、アンチエイジングビタミンとも呼ばれビタミンEが豊富な「アーモンドミルク」で割るのもおすすめです。
カレーやスープに加えて自然のやさしい甘みを足すこともおすすめです。
(2)クコの実
「ゴジベリー」とも呼ばれるスーパーフードです。ナツメ同様、漢方でも用いられる栄養価の高さで近年注目を集めています。
美肌作りやシミ予防、ハリのある肌作りに欠かせない「ビタミンC」がレモンの約8倍も含まれています。細胞の老化を防ぐ”抗酸化作用”が高い「β-カロテン」「リコピン」など、エイジングケアに欠かせない栄養素がぎゅっと詰まっています。
そのままおやつがわりに食べることはもちろん、ミネラルウォーターに10粒ほどを加えてデトックスウォーターにすることもおすすめです。ほんのり甘みを感じられておいしいですよ。
(3)すだち
さわやかな香りが特徴のすだちは、秋を代表する旬の柑橘類です。疲労回復をサポートする「クエン酸」や、免疫力を上げる「ビタミンC」が豊富です。
果汁をそのまま焼き魚にかけたり、果汁をオリーブオイルと混ぜてドレッシングやマリネ液にしてもおいしいですよ。緑色の皮部分もすりおろして混ぜれば、より爽やかな味わいを楽しめます。
(4)ドライなつめ
美腸作りに欠かせない「食物繊維」が豊富な注目のドライフルーツです。代謝をサポートする「ビタミンB群」や、むくみを防ぐ「カリウム」、不足しがちな「カルシウム」など、アラフォー世代に必要な栄養素が詰まっています。
サクッ、カリッとした食感なので、スナック感覚で食べることができます。食べ応えがあるので、ダイエット中のおやつにもピッタリです。
美味しく楽しく、早めのインナーケアで心も身体もすこやかになり、秋を存分に楽しみたいですね。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子)
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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社