腸活や美容、健康に良いといわれる発酵食品の「キムチ」は、「乳酸菌が含まれているから摂取する」という人も多いのではないでしょうか。
管理栄養士の筆者が、キムチの乳酸菌の働きやキムチの選び方についてご紹介します。
■キムチの発酵とは
キムチは、乳酸菌によって作られる発酵食品です。
発酵が進むにつれて乳酸菌が増え、うま味と栄養価も高くなるといわれています。
■キムチを食べると、どんな良いことがある?
キムチには、“カプサイシン”という辛味成分が含まれています。脂肪の燃焼を助ける働きがあり、ダイエット中には嬉しい成分です。
そのほか、キムチには「ビタミンB群」も豊富に含まれています。「ビタミンB1」は糖質の代謝、「ビタミンB2」は脂質の代謝に関わるビタミンです。
新陳代謝を活発にして血液の流れを良くするため、美肌作りにも良いですね。
キムチの乳酸菌の働き
乳酸菌に整腸作用があることは有名ですよね。
キムチには、アミノ酸の一種である「GABA(ギャバ)」が含まれています。これは、乳酸菌によって作られています。GABAは、ストレスを軽減する働きがありリラックス効果もあります。
日頃、忙しく過ごしている人も、キムチを食べてストレスケアしたいものですね。
■キムチには乳酸菌が含まれていないものもある!?
浅漬けタイプは要注意
日本産のキムチのなかには、コスト削減のために化学調味料を入れて、キムチの材料となる野菜を浅漬けにしたタイプもあります。そのようなタイプのキムチは、時間がたっても発酵しにくいといわれています。
せっかく食べるなら、乳酸発酵したものを選びたいですよね。“天然発酵”や“自然発酵”という表示があるものを選ぶと良いでしょう。
“キムチくんマーク”がついている商品を選ぶ
韓国産のキムチは発酵した商品が多いため、購入してみてはいかがでしょうか。
“キムチくんマーク”がついているキムチは、韓国政府認定のものなので、選ぶ時の参考にしてくださいね。
日本でも日常的に食卓に登場するキムチは、せっかくなら乳酸菌が入っているものを選びたいですよね。ぜひ、この記事を参考にしてください。
(フリーランス管理栄養士 今井尚美)
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