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驚異の美肌!水井真理子さんが大人女性の肌悩みにアドバイス


つやプラ編集部

美容のプロフェッショナルの方々に、みずみずしい肌を保つために日々実践していることや、エイジングへの向き合い方をお伺いするインタビュー。

美容家・水井真理子さん

美容家・水井真理子さんのインタビュー2回目は、つやプラ読者のお肌に関するお悩みに、水井さんからアドバイスをいただきました。

「一番の悩みは何か」を考えることがキレイになる近道

ーーつやプラ読者に肌に関するお悩みは?と聞くと「シミ、シワ、たるみ…肌の悩みがたくさんあって、何から手をつければいいか分かりません」という声が多く聞かれます。肌悩みが複数ある場合、どうやってケアをしていけばいいのでしょうか?

どの年代でもそういう方は多いですね。悩みは?と聞くと、たくさん挙げてくれるのですが、「一番の悩みは?」と聞くと答えられない人が多いんです。

美容家・水井真理子さん

たくさん悩みを掲げて、あれこれと化粧品を使って、どれも効果がない、と言う人も多くいます。まずは一番気になることに絞って、その原因は何かを考え、それを解決することから始めるといいと思います。

また、気になるところばかり見て、全体を見ていない人も多いですね。全体を見て、自分のいいところを見つけて認めてあげて、自信を持って欲しいなと思います。

まずは基本をしっかり! 入れ込むひと手間で肌は変わります!

ーー次は「きちんとスキンケアしているのに、肌が乾燥してしまう」というお悩みです。

肌の乾燥が気になるけれど、べたつくのは嫌という人が多いですね。美肌のために大切なのは一年中しっかり潤していることですが、「さっぱりとした感触が好きだから、乳液やクリームを使わない」ということでは、いくら水分を与えても蓋をすることができず、肌は乾燥してしまいます。

あとは、保湿をした後の「入れ込み」が足りない人も多いですね。肌の表面にのせて終わりにしてしまっているパターンです。

ーー忙しいとついパパッとつけて終わり!としてしまいがちです…

化粧水をつけてパタパタしているのと、化粧水をつけた後、手の平で顔を包み込むようにして入れ込むのと、実際にかかる時間はほとんど変わらないんです。でも、気が急いていると、押さえてジッとしている時間がもったいない!と、ついパタパタしてしまうんですよね。

しかも、手の平で包み込むようにして入れ込むと、肌に適度な圧がかかって、マッサージをしているのと同じような効果が得られるんです。

美容家・水井真理子さん

手の平で優しく圧をかけながら、顔の内側から外側へ手を動かしていくと、化粧品がしっかりと浸透して、肌がもちっとした感触に変わってきます。その感触をぜひ覚えてもらいたいですね。

ーーしっかりと入れ込むことで、肌の感触が変わるんですね!

そうです。肌の表面にのっているだけだと、潤いがペラッとした感触ですが、入れ込んできちんと浸透させると肌がもちもちになるんです。手のひらでパックをするようにしっかり浸透させると、肌が乾燥しにくくなるだけでなく、化粧品の効果もより感じられるようになると思いますよ。

ーーまずはしっかり潤すことが大切なんですね。

田んぼ全体に水が満ちていると元気なお米が育つように、肌も全体を水で満たしてあげないといけないんです。

中心だけに水を与えても、別の乾いた部分に水分を持っていかれるので、すぐに乾いて干上がってしまい、トラブルにつながってしまいます。潤いを与えること、それを守ってあげること、土をほぐすように肌を柔らかくしてあげること、それが美肌の基本だと思います。

疲れて何もできなかった翌朝は「マシマシ保湿」でリカバリー!

ーー次の質問は、「疲れてしまい、夜スキンケアをせずに寝てしまうことがあります。そんな時のリカバリー法を教えてください」というものです。こんな時はどうすればいいのでしょう?

クレンジングだけはしたけれど、保湿できずに寝てしまった場合からお話しますね。保湿剤を何もつけずに寝てしまうと、睡眠中に水分が蒸散してしまい、朝の肌はカラカラの状態です。

そんな時は、とにかく朝から潤いを貯め込んでいくことが大切です。そうしないと夕方、いつも以上に肌が乾燥してしまいます。

美容家・水井真理子さん

化粧水を二度づけするなど、いつもより「マシマシ」で保湿してあげてください。この時、しっかり入れ込むことも忘れずに。

ペタンコになった肌がフワッとしてくるまで潤いを与えて入れ込んであげましょう。

ーークレンジングさえできなかった時はどうすればいいでしょうか? 朝起きるとメイクはほとんど残っていないように感じますが…

メイクを落とさずに寝てしまった翌朝は、メイクがほとんど残っていなくても、クレンジングは必ずしてください。クレンジング後は洗顔フォームを使って、きちんと洗いましょう。

メイクしたまま眠ってしまうと、肌の上でメイクと皮脂が混ざってしまっている状態なので、リセットしてあげる必要があるのです。
そこからは先ほどと同様にマシマシで保湿を。乾燥するところには「追い保湿」もプラスしてあげましょう。

美容アイテムのちょい置きで思い立ったら即ケアできる!

ーー次は、つやプラ読者のお悩みの上位に必ず挙がる「たるみ」についてです。水井さんはどんなたるみケアをしていますか?

たるみケアには、引き締め効果のあるエイジングケア用美容液を投入したり、頭皮のマッサージをしたりしています。
頭皮のマッサージは電動のマッサージャーを使っています。コリを感じた時にいつでもできるように、すぐに手に取れる場所に置いてあります。

マッサージャーを置いているところには、リップクリームやハンドクリームなどの潤いアイテムも一緒に置いてあって、仕事の合間など気づいた時にこまめにお手入れできるようにしています。

ーー確かにすぐに手に取れる場所にないと、面倒になってしまって続きませんよね。

そうなんです。家にいる時は、ずっと動いているので、テレビを見ながらリラックスしてお手入れというのが難しい性格なのもあって(笑)
リップクリームはポケットにも入れてあります。そうやってスタンバイさせておけば、思い立った時、合間合間にケアできますよ。
あと、外出時の必需品は玄関に置いておくのもおすすめです。
私は日焼け止めと香水、マスクを玄関に置いてあります。うっかり忘れても、部屋に戻る必要がなくていいですよ!

疲れ目ケアとコリの解消がたるみ予防につながります

ーー先ほど頭皮マッサージのお話が出ましたが、顔のマッサージはいかがですか?

むくみを流す程度のマッサージは時々していますが、グリグリ強く力を入れるようなマッサージは、かえってたるみを進行させてしまう恐れがあるのでしていません

先ほどもお話しましたが、スキンケアを入れ込む時に「手のひらで押さえて離す」を繰り返すだけでも流れを良くすることはできますし、続けていると違いが実感できると思います。

顎下リンパを流すことも効果的ですね。むくんだ顔がすっきりします。あとは、こめかみあたりをほぐして側頭筋を緩めてあげると、目の疲れが取れて目元がすっきり!

目が疲れていると、たるみやすくなると思うので、疲れ目をケアする目薬を使ったり、目の周りの筋肉をほぐしたりと積極的にケアしています。

ーー目の疲れは最近とても気になっていました。たるみにも影響するなんて…さっそくケアを始めようと思います。

あと、顔から離れますが、フェイスラインのたるみ予防には、首と鎖骨周り、デコルテのコリをほぐすこと、リンパを流すこともとても大切です。

筋肉はデコルテから首、顔までつながっているので、デコルテや首のコリをほぐさないと、顔がたるんできます!

猫背になりやすい人は特に筋肉が縮こまっていることが多いので、首を回したり、腕の付け根をほぐしたり、コリをためないことを心がけましょう。

ーー顔だけお手入れしていてもダメなんですね。でも、肩や首のストレッチがたるみ予防につながると思うと、ストレッチをきちんとしようとやる気が出ます!

私がたるみ予防のために気をつけていることがもう一つあって、それは太らないようにする、つまり体重を増やさないようにすることなんです。

体重の増減があると、皮膚が伸びますよね。それがたるみにつながるので、急激に体重が増えた減ったりすることがないように、体重を維持する努力をしていますね。

ーーたるみ予防は奥が深いですね! 次回は美肌や体重キープのために水井さんが実践していることや、食生活についてお伺いします。

水井真理子さんの初の著書が発売されました!

『水井真理子の寄り添い美容〜どんな時も誰でも、一生きれいが手に入る決定版〜』

きれいになりたいけれど、忙しいから、疲れているから、お金がないから…様々の理由で諦めていた女性のために。ビューティアドバイザーとして多くの女性の肌に触れてきた水井さんが、これまでの経験を元に編み出した、きれいを身近にたぐり寄せる知恵やテクニックを詰め込んだ一冊です。
「気がついたらきれいが遠くなっていた」「美容は敷居が高い」という人にこそ読んでもらいたい、心に響く美容本です。

【水井真理子さん プロフィール】

水井真理子さん

トータルビューティアドバイザー
1972年生まれ。美容誌や女性誌の美容ページ、WEBサイトなどで活躍。幅広い年代の女性に向けてスキンケア方法や化粧品との付き合い方をレクチャーしている。エステやアロマ、東洋医学などを学んだ経験から、肌だけでなく、心身にトータルに働きかける美容を重視し、食や運動、ライフスタイル、メンタル面まで多岐にわたる美容情報を発信している。

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