冬は、腸にとって少々きびしい季節でもあります。寒くなるにつれて身体を動かす機会が減ると、腸内の動きが鈍くなりやすいからです。
冬こそ、腸内環境のための運動を習慣にしませんか?
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、手軽で無理なくつづけられるエクササイズをご紹介します。
■腸活は、「食事法」だけではない
腸活といえば、食生活の改善を思い浮かべる人が多いと思います。水分や乳酸菌、食物繊維などを心がけてとる食事法は、もちろん大事なことです。
それに加え運動をして身体の外側から腸へ働きかけると、さらに腸を活発に動かすことにつながります。
■運動をして、冷えにくい身体を作る
冬場の腸内環境の乱れは、「冷え」も一つの原因として挙げられます。冷えることで血流が滞れば、新陳代謝の低下とともに、胃腸の働きも衰えやすくなるからです。
服装や食事に気をつけるほか、運動によって身体の中から熱を生み出していくことも心がけましょう。
■「腸腰筋」を鍛える
腸活に役立つ運動でおすすめなのが、「腸腰筋」というインナーマッスルを鍛えるエクササイズです。
腸腰筋は骨盤内にあるインナーマッスルで、ここを鍛えておくと便を外に出す時に必要な「ぜん動運動」が行いやすくなります。
■腸活におすすめ!元気な腸のためのエクササイズ3選
(1)シコふみエクササイズ
1日10回を目安に行ってください。腰痛予防にも役立ちます。
(1)足を肩幅よりやや広めに開いたら、つま先を外側に向けます。
(2)背筋を伸ばし、そのまま腰を垂直に下ろしていきます。
(3)下半身は動かさずに、重心を片側へ移動させます。
(4)さらに上半身を片側へ寄せながら、足をゆっくり上げます。腰よりやや上の位置まで上げていきます。
(5)3秒ほどキープしたら、足をゆっくり下ろします。反対側も同様に行ってください。
(2)腸腰筋ストレッチ
左右1セットを、朝晩2回ずつ行いましょう。
(1)仰向けになってひざを曲げ、足の裏同士をくっつけます。
(2)足の裏をくっつけたまま右ひざを立てて右のお尻を持ち上げたら、そのまま10秒キープします。
(3)左側も同じように行います。左右5回ずつで1セットとします。
(3)足ぐるぐるエクササイズ
1日3セットを目安に行いましょう。
(1)壁の前に立ち、正面からもたれかかるように両手をつきます。
(2)この状態で片足を上げて、外側から内側へ向かって、円を描くように5回まわします。反対側の足も同様に回します。
(3)つづいて、内側から外側へ向かって、同じように5回まわします。反対側の足も同様に回してください。(2)〜(3)を1セットとします。
「冬太り」の原因には運動不足も挙げられます。身体を動かさないことに慣れてしまうと、どんどん運動することが億劫に感じてしまうでしょう。エクササイズのあとの爽快感や達成感を励みに、わずかな時間でも毎日元気よく全身を動かして、ストレスも一緒に吹き飛ばしていきましょう。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
【関連記事】
・姿勢が悪いと太りやすい!?ゆがまない体をつくる方法
・ダイエット中のおやつに最適!無印良品のギルトフリーお菓子
・二重アゴ&首すっきり!スマホ疲れも改善する簡単ストレッチ
・座ったまま骨盤周りを整える!体も温まる「お尻歩きエクサ」