お腹がすいてイライラする時はありますよね。「食べたいけれど、食べたら太る」と悩ましい葛藤がある時に活用してもらいたいのが、野菜と果物です。
野菜と果物には「ビタミン」や「ミネラル」「食物繊維」が含まれているので、ケーキやお菓子よりも栄養価が高くヘルシーなので、罪悪感もひきずりませんよ。
ベジ活アドバイザーの筆者が、お腹がすいてイライラする時に役立つ野菜と果物を3つご紹介します。会食が多く体重が増えやすい年末年始の体重管理としてもおすすめです。
■お腹がすいてイライラする時に役立つ野菜と果物3つ
(1)キャベツ
イライラしている時に食事をすると、よく噛まないで飲み込んでしまいがちです。
よく噛むことは満腹中枢を刺激して暴飲暴食予防にもなります。「ひと口、30回咀嚼する」とよくいわれていますが、ゼリーや生クリームたっぷりのケーキはむずかしいこともありますよね。
「食物繊維」が多く含まれているキャベツは、よく噛まないと飲み込むことができないので無意識に咀嚼回数が増える野菜です。また、糖質、カロリーともに低いヘルシーな野菜の1つでもあります。
お腹がすいてイライラする時にお菓子を食べて後悔するよりも、キャベツを使ったサラダなど食べてみてはいかがでしょうか。
(2)キュウリ
キュウリについて「Least calorific fruit(最も熱量が低いローカロリーな果実)」と、ギネスブックに記録があります。「ビタミンC」をはじめ「ビタミンK」「カリウム」などの栄養を含むため、決して栄養がないわけではありません。
キュウリはキャベツとほぼ同等の「食物繊維」を含むため、咀嚼回数UPが狙える野菜です。キュウリをストレスのもとだと思ってよく噛むことで、イライラした気持ちが少し収まるかもしれませんね。
(3)りんご
イライラしていると、甘いものが食べたくなる時もありますよね。「菓子パンやケーキだと罪悪感がを感じる」という人におすすめしたいのがりんごです。
果物であるりんごには果糖が含まれていますが、それに加えて「食物繊維」や「ビタミン」「ミネラル類」など、多くの栄養素が含まれています。りんごに含まれる「りんごポリフェノール」は抗酸化作用が高く、脂肪をエネルギー源として燃やす酵素を活性化させる働きもあるそうです。
よく噛まないと飲み込めないので、咀嚼回数UPも狙えます。イライラしている時にやってしまいがちな暴飲暴食予防にも役立ちますよ。
お腹がすいてイライラしている時はケーキやお菓子などに飛びつかず、咀嚼回数UPが狙えて栄養価が豊富な野菜や果物を活用するといいですね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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【参考】
※[きゅうりの栄養]あるorない?きゅうりの栄養と、世界の料理 – カゴメ
※りんごポリフェノール – わかさ生活
※3月 よく噛んで、ずっと元気に! – 全国健康保険協会