甘酒は「飲む点滴」と呼ばれ、すっかり腸活の定番アイテムになりました。ですが、「飲みはじめたら太ってしまった」という声もよく聞きます。
これは、糖質の高い甘酒をたくさん飲んでしまうことが原因の場合があります。砂糖不使用の甘酒を家で作ってみてはいかがでしょうか?
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、手軽にできる甘酒のレシピをご紹介します。
■なぜ甘酒で太ってしまうの?
甘酒で太る理由のひとつに、砂糖が使われた高糖質のものを常飲していることが挙げられます。特に、酒粕が材料の甘酒は、砂糖で甘みをつけているものが多いので要注意です。
また、肌や腸に良いからといってたくさん飲んでしまうこともNGです。100mlで約80Kcalあるので、1日に200ml程度を目安に飲むように心がけましょう。
■米麹の甘酒の甘みは、「ブドウ糖」によるもの
一方、米麹が原料の甘酒の甘みは、発酵する過程で麹菌が米のでんぷんを分解することで生じる「ブドウ糖」によるものです。小腸から直接吸収されるので消化の必要がなく、すぐにエネルギーとして利用されるため疲労回復効果が望めます。
また、メラニンの生成を抑えることから、シミやそばかすの予防や美白効果も期待できます。
■ヘルシーな甘酒は、自宅で簡単に作れる
新習慣のご提案です。スーパーで手軽に買える「米麹」を使って、ヘルシーで新鮮な甘酒を自宅で作ってみませんか?
ヨーグルトメーカーがあれば、とても簡単にできます。
ヨーグルトメーカーで作る、自家製甘酒のレシピ
材料(作りやすい分量)
・米麹 200g
・水 300ml
作り方
(1)米麹はよくほぐしておきます。
(2)容器に水を注ぎ、(1)を加えてかき混ぜます。
(3)ヨーグルトメーカーを60度に設定し、(2)を11時間温めれば完成です。5時間ほど経過したら清潔な箸で下から数回かき混ぜてください。
■「甘酒のアレンジレシピ」3選
甘酒を作っておくと、飲むだけではなく幅広いアレンジも可能です。甘酒を甘味料と考えて、美容スイーツやドレッシングを作ってみてはいかがでしょうか。
(1)甘酒ヨーグルトプリン
腸活に最適のスイーツです。
材料(作りやすい分量)
・甘酒 150ml
・牛乳 50ml
・ゼラチン 5g
・水 大さじ2
・ヨーグルト 150ml
・てんさい糖 小さじ2
作り方
(1)ゼラチンは水をかけてふやかしておきます。
(2)甘酒と牛乳を小鍋に注いで中火にかけ、てんさい糖も加えて混ぜながら温めます。
(3)(2)が温まったら火を止めて(1)を入れてよく混ぜます。粗熱がとれたらヨーグルトを加えて混ぜ合わせます。
(4)(3)を容器に移して、冷蔵庫で冷やし固めれば完成です。
(2)甘酒の梅ドレッシング
生野菜、温野菜のほか、蒸した鶏肉や白身魚にもよく合います。疲労回復効果抜群です。
材料(作りやすい分量)
・甘酒 大さじ5
・梅干し 1個
・オリーブオイル 小さじ2
・塩、こしょう 適宜
作り方
(1)梅干しは種をとって、細かく叩いておきます。
(2)(1)と甘酒、オリーブオイルをよく混ぜ合わせ、塩、こしょうで味を調えれば完成です。
(3)甘酒とかぼちゃのポタージュ
朝食や、間食代わりにお召し上がりください。身体がじんわりと温まります。
材料(3~4人分)
・甘酒 300ml
・牛乳 200ml
・かぼちゃ 1/4個
・顆粒コンソメ 小さじ1
・塩、こしょう 適宜
作り方
(1)かぼちゃはひと口大に切り、電子レンジ(600W)で8~9分加熱しておきます。
(2)ミキサーに(1)と甘酒、牛乳を注いでなめらかになるまで攪拌します。
(3)(2)を鍋に移して中火にかけ、顆粒コンソメを溶かしながら温め、塩、こしょうで味を調えれば完成です。
ヨーグルトメーカーは、美と健康のレベルを上げる食生活を送るために持っているととても便利です。まだお持ちでない方は、ぜひ導入を考えてみてはいかがでしょうか。腸活の頼れるサポートとして、きっと役立ちます。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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