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美容家が「使わない」のは?美容健康をキープする植物油の選び方


三浦 絵里子

健康意識が高いエイジング世代の女性にとって、食用油選びは重要なポイント。油脂類は基本3大栄養素のひとつであると同時に、身体を構成する細胞の膜の原料にもなります。つまり、美しさの最小単位である細胞を酸化させないためにも「良い油」を選ぶことが大切なのです。

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■ヘルシーと思いきや…実は避けたい油とは?

コレステロールゼロの油として高い人気を誇る 「キャノーラ油」は、脂肪酸組成から見ると良い油とされています。しかし、生体の内分泌系をかく乱させるホルモン作用を持った化学物質「環境ホルモン」の作用が強いという確認もあり、あまりオススメできる油ではありません。「コーン油」は血流改善や動脈硬化の予防に効果的と言われるαリノレン酸の含有量が低く、有害因子が認められているため、こちらも使用は避けた方が無難です。

 

■やっぱりNG!「水素添加」の植物油

最近アメリカで全面使用禁止となった「トランス脂肪酸」(日本では規制なし)は、心疾患を促進する有害油として知られています。植物油に水素を添加して固めたときに産生されるもので、マーガリンやショートニングなどに含まれます。食品の原材料に食用油脂、ファットスプレッド、ホイップクリームなどの記載がある場合は、避けたほうがいいでしょう。

 

■美容健康にうれしい植物油とは?

シソ油、エゴマ油、亜麻仁油、フラックス油など

これらの油の主成分はαリノレン酸で、 アレルギーなどの炎症性疾患の予防に効果があるとされています。また、シソやエゴマ油は抗酸化ビタミンを含むため、炒め物などには安心して使うことができます。揚げ物など油量の多い料理にはラード(豚脂)を使うとよいでしょう。

毎日食べるものは、広告や噂に惑わされず、しっかり良いものを選びたいですね。油に関しては「良いものを少し使う」習慣を身につけてアンチエイジングに活かしてくださいね。
(ホリスティックビューティインストラクター Eriko)

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【参考】
※奥山治美著(2013)『本当は危ない植物油』(角川書店)

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