初夏に先陣を切って登場する旬野菜、ピーマン。雨空で心が曇りがちになる季節ですが、目にも鮮やかなピーマンの緑色と特有の苦味は、気持ちをシャキッとさせてくれますね。また、ビタミンCやβカロテンなどの抗酸化ビタミンを多く含むため、紫外線で痛んだお肌を修復するのにもピッタリ。つまりエイジング世代にはもってこいの食材なのです。
■健康・美容・ダイエットにもうれしい!
ピーマンが含む豊富なビタミンCは熱に強いため、油調理に最適。おまけに脂溶性のカロテンは油調理で吸収されやすくなりますので一石二鳥ですね。また、ピーマンの緑色はクロロフィルという色素で、貧血予防や血中コレステロール値を下げる作用があると言われています。健康や美容に、そしてダイエットにまで効果的なピーマンを食べない理由はありませんよね!
美味しくて新鮮なピーマンの見分け方・選び方
6月に出てくるピーマンは水分が多くて皮が薄く、やわらかいのが特徴。肩が張って盛り上がり、全体の形が逆三角形になっているものを選びましょう。色は淡い緑色、そして表面がツヤツヤしていれば、太陽の恵みを浴びてすくすく育った証と言えます。
種をつけたまま丸ごと食べてみよう!
旬のピーマンは種も柔らかいので、丸ごと食べることができます。食物全体(ホールフーズ)をいただくことは、その植物が持つ生命力全体をいただくことなので、計り知れないパワーを得ることができますよね。まさに旬野菜をいただく醍醐味と言えます。二つに切ってそのまま油で焼き付け醤油を垂らすだけで、とっても美味しくいただけます。
肉厚ピーマンのパプリカもピーマン同様、ビタミンCやカロテンを多く含みます。ただし甘みがあるので、ピーマンと同じ味付けだとその持ち味が活かされません。パプリカは生食やマリネ、煮込み料理などがおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。
(ホリスティックビューティインストラクター Eriko)
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【参考】
※白鳥早奈英・板木利隆著(2009)『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』(高橋書店)
※築地御厨店主内田悟著(2012)『内田悟のやさい塾 旬野菜の調理技のすべて 保存版 春夏』(KADOKAWA/メディアファクトリー)