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高カカオチョコでミネラル補給!知っておきたいチョコ豆知識

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

チョコレートが大好きという人は多いと思います。「チョコレート」とひとくちにいっても、さまざまな種類があります。

働く女性のアンチエイジングに!大人が選ぶべきチョコとは

インナービューティー料理研究家の筆者が、アンチエイジングのために選ぶべきチョコレートの種類やチョコレートの栄養などをご紹介します。

■「チョコレート」の原料

チョコレートの原料は「カカオ」です。約4000年も前から熱帯地方に存在していたカカオは、王族などの一部の富裕層しか手に入れることができなかった高級食材だったそうです。

カカオは常緑樹で、この幹に「カカオポッド」と呼ばれるラグビーボール状の大きな果実が実ります。カカオポッドの中の白い果肉に包まれたカカオの種子が「カカオ豆」です。

「チョコレート」はスーパーフード?

カカオ豆を約1週間かけてじっくりと発酵させてから、さらに水分量が約6パーセント以下になるまでしっかりと乾燥させます。その後、外皮や胚芽部分を丁寧にとり除きます。

この工程を経て、やっとチョコレートの材料になります。

このような丁寧な製造工程を経たカカオ豆の脂肪分を残して粗く砕いたものが「カカオニブ」、脂肪分を除いてから粉末状にしたものが「カカオパウダー」と呼ばれ、近年では“スーパーフード”としても親しまれています。

■カカオの高い「抗酸化力」に注目

カカオがスーパーフードとして注目される理由は、その抗酸化力の高さにあります。

「カカオポリフェノール」と呼ばれるカカオ独特の抗酸化成分は、細胞老化のもとになる“活性酸素”の働きを抑制し、アンチエイジングや生活習慣病対策に効果が期待されています。エイジングの加速や健康が気になり始めるアラフォー世代こそ、注目したい栄養素です。

細胞老化は加齢だけではなく、日々のストレスや生活習慣の乱れで加速する場合があります。忙しいオフィスワーカーこそ、質の良いカカオの栄養を味方につけてストレスケアとアンチエイジングを叶えたいですね。

不足しがちな栄養を補給

カカオはポリフェノール以外にも、つい不足しがちな「鉄分」「亜鉛」「マグネシウム」などの栄養素を含んでいます。

アンチエイジング以外にもすぐれた抗菌作用をはじめ、ポリフェノールの一種「テオブロミン」の血行促進作用による緊張の緩和、ストレス緩和、リラックス、集中力アップなどの効果も期待されています。まさに、オフィスワーカーの強い味方となりますね。

■美容に嬉しいチョコレートの選び方

今ではどこでも手に入れることができるようになったチョコレートですが、とろけるような甘さのホワイトチョコレートや、クッキーがコーティングされたアレンジチョコレートなどに手が伸びてはいませんか?

甘いチョコレートもたまにはいいですが、アンチエイジングやストレスケア、集中力アップを狙うために日常的に食べるなら、ビターな味わいの高カカオチョコレート(カカオ70%)が断然おすすめです。

カカオを手軽に取り入れる方法

高カカオチョコレートをそのままおやつやおつまみとして食べることはもちろん、温めた牛乳や豆乳にカカオ含有量の高い「カカオパウダー」を混ぜてホットチョコレートにしたり、トーストに「カカオニブ」をトッピングすることもおすすめです。カカオの形状によってさまざまな楽しみ方ができます。

苦みの強いダークチョコレートは、低糖質なお酒「ウイスキー」との相性も抜群です。スナック菓子を晩酌でつまむより、高カカオチョコレートならギルトフリーな気分になれますよ。

■2020年に注目のチョコレート

2020年はルビーカカオから作られる自然なピンク色が特徴の「ルビーチョコレート」をはじめ、新感覚の生チョコならぬ「水チョコ」、個性的な「スパイシーチョコレート」や「ハーブ入りチョコレート」などもチラホラ登場しています。

チョコレートのラインナップが広がる新時代、自分好みのチョコレートを探求する楽しみも広がります。

いかがでしたか? カカオ含有量に注目しながら、お気に入りのチョコレートに出会ってくださいね。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子
「楽しく正しく食べてカラダの中からキレイに健康に」をモットーに、インナービューティーを軸としたコラム執筆やレシピ開発等を通じ女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。)

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店

※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部

※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ

※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ

※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社

※白澤卓二/監修(2018年)『医者が教える最強の食事術』宝島社

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