前日の食べ過ぎや飲み過ぎによって、「顔がパンパンにむくんでしまった」ということはありませんか?
エステセラピストの筆者が、顔のむくみをスッキリさせたい時に活用できる顔ツボとマッサージをご紹介します。
■顔がむくみやすくなるNG習慣4つ
(1)水分不足
水分をとる量が少ないと不要になった老廃物が体内にたまり、むくみが起きやすくなります。
(2)塩分や糖分の摂りすぎ
食事の食べ過ぎやお酒の飲み過ぎなどによって顔がむくむことがありますが、塩分や糖分のとりすぎが要因のひとつとなっていることが多いです。
(3)肩や首がいつもこっている
「時間があるとスマートフォンを見ている」「長時間のデスクワークが多い」「枕の高さが合っていない」など、姿勢が悪くなったり目が疲れてきたりすると、肩や首に負担がかかりやすくなります。
そうすると血行不良を招き、むくみが起きやすくなります。
(4)バスタイムをシャワーだけですませる
夜のバスタイムはシャワーだけですませることが多いという方は、湯船に浸かる習慣が減ってはいませんか?
湯船につかり体全体を温めて血行をよくし、リンパの流れを促すことが、冷えやむくみ対策となります。
■顔のむくみ改善マッサージ
デコルテのリンパ流し
肩甲骨を閉じて肩を開き、鎖骨を出すような姿勢で行うことがポイントです。オイルがなくてもできるマッサージですが、オイルを使って行うと肌のすべりが良くなります。
やり方
(1)鎖骨の上ラインを肩の骨の付け根のあたりから、内側に向かって流すように押していきます。
(2)次に、人差し指と中指で鎖骨を挟むようにして外側に流していきます。手の平全体で鎖骨を外側に向かってさするだけでもOKです。
(1)と(2)を3回ずつ行ってください。
顔の筋肉ストレッチ
カッサなどの美容器具を使ってもOKです。皮膚をギュと強く上に引っ張らないように気をつけて行ってください。
たるんで頬が下がってくると、二重あごや毛穴の開きも目立ってきてしまうことがあります。年齢が出やすい首まわりのたるみには、左右の耳たぶのくぼみを指で押してリンパの流れを改善していきます。
やり方
(1)中指で耳下腺(耳たぶの後ろのくぼんだ部分)を押しながらくるくる回し、ほぐします。
(2)鎖骨へ向かって指をすべらせ、老廃物を流します(左右交互に行ってください)。
(3)手のひらで頬を包み込むようにして、ゆっくりと引き上げます。
(4)大きく口を開け、「ア・イ・ウ・エ・オ」と声を出しながら頬の筋肉を鍛えましょう。(1)〜(4)を5~10回ほど行うことが理想です。
■顔のむくみ改善におすすめのツボ
大迎(だいげい)
フェイスラインのむくみ改善に効果的なツボです。大迎は、顔の血流を促し老廃物を流しやすくします。血液の巡りにも効果が期待できますので、ニキビや吹き出物対策にも良いでしょう。
エラからあごの骨の縁に沿って前の方へと指で触れると、少しくぼんだところがあります。そこを指2~3本で3秒ほど押し、クルクルと回すようにやさしくほぐします。
攅竹(さんちく)
目元のむくみ改善に効果的なツボです。目の疲れ改善にもおすすめです。
眉頭の内側にあるくぼみ部分を3秒押し、はなします。これを、5回くり返しましょう。
魚腰(ぎょよう)
まぶたのむくみや目元のシワ対策におすすめのツボです。
眉毛の中央、黒目の真上にあたるところにあります。3秒押し、はなします。これを5回くり返しましょう。
目の周りの骨のくぼみ部分にはツボが集中しているので、骨のキワをやさしくプッシュするのもおすすめです。目が疲れた時に目を閉じてやってみてください。
百会(ひゃくえ)
百会は多くのツボの経路が交わる場所にあり、むくみ以外にも頭部の重だるさや鼻づまり改善などにもおすすめです。頭や顔以外にも全身の不調を緩和するツボといわれています。
頭頂部の一番高い場所にあり、少しへこみのある場所を3秒押し、はなします。これを5回くり返しましょう。
「顔がむくんでしまったのでスッキリさせたい」という時は、ご紹介したマッサージ&ツボを、寝る前のスキンケアや朝のメイク前などにとり入れてみてくださいね。
(エステセラピスト/ビューティーヘルスエディターライター 町山町子
編集プロダクション、出版社勤務を経て独立。主に本の企画編集者、執筆者。一方で、“癒し、美容と健康”をテーマに自然派サロンを日本橋にOPEN。後に東船橋に移転。現在はハーブとアロマ、ボディ・フェイシャルなどのセラピストとして活動中。)
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