きれいにヘアカラーをしたのに、すぐに色が抜けてカラーが褪色してしまったという経験はありませんか? ヘアカラーの褪色を抑えるシャンプーや、ドライヤーなどの熱からカラーの褪色を守るアイテムは数多くありますが、これらはどれもカラーの褪色を抑えるだけで、おぎなうことはできません。
おぎなうケアができるのが、「カラーシャンプー」です。カラーの褪色を抑えるケア+おぎなうケアをすることで、ヘアカラーのもちを良くすることができます。
美容ライターの筆者が実際に使ってよかった、おすすめのカラーシャンプーブランドをご紹介します。
■「カラーシャンプー」とは
カラーシャンプーは、ヘアカラーの色もちを良くするアイテムです。シャンプーのなかにカラー染料が配合されており、髪を洗う度に染料が髪に浸透することでヘアカラーの色もちを良くします。
カラーの種類はブランドによってさまざまですが、ピンク・パープル・シルバー系が多く販売されています。
ブランドによって得意なカラーが違う
3~4種類のラインナップで展開しているブランドが大半ですが、ブランドによって得意なカラーはさまざまです。
シルバーはきれいにカラーが入るのに、ピンクはカラーの入りが悪いというケースもあります。また、発色は良いけれど、指通りが悪くギシギシした仕上がりになってしまうアイテムもあるので、選ぶ際には注意が必要です。
これまで、筆者がさまざまなブランドのカラーシャンプーを使ってきたなかで、おすすめできるブランドをご紹介します。
■アッシュ系ならこれ一択
THROW
「THROW(スロウ)」は、アッシュ系のカラーに特化したブランドです。
水に馴染みにくい疎水性のプロテクトフィルムを毛髪表面に形成することで、染料の流出を防ぎます。ツヤとうるおいを与え、褪色が進行していくなかで抜けやすい寒色染料をおぎないます。
一度の使用でもかなり発色が良くなり、3回ほど使用するときれいなアッシュカラーになります。アッシュブラウンにしている方や、褪色した時にオレンジや黄色になってしまう髪質の方に特におすすめです。
(80ml 税抜価格1,200円)
■ピンク・レッド系に定評あり
ALIVE
「カラーキープシャンプー」は、表参道・原宿・吉祥寺に3店舗を展開するヘアサロン「ALIVE」が独自に開発したアイテムです。外国人風のグラデーションカラーやハイライトに特化したサロンならではのノウハウを詰め込み、濃さにこだわったシャンプーです。
筆者の一押しは「極濃ベリーピンク」です。1回の使用で、きれいなピンクカラーをプラスすることができます。
ピンクやレッドの色素は分子が大きく、その分、カラーの褪色が早いともいわれています。ピンクブラウンやベリー系のニュアンスブラウンにしている方に、積極的にとり入れてほしいアイテムです。
(全3色 200ml ノープリントプライス)
■全カラーが高発色
ソマルカ
アミノ酸系と両性の洗浄成分をバランス良く配合することで、泡立ちと色もちの良さを実現したのが「ソマルカ」のカラーシャンプーです。また、爪が染まりにくい絶妙なバランスで成分を配合しているので、爪が染まる心配がありません。
通常、カラーシャンプーはサロンでのヘアカラーの邪魔をしないために、カラー前の約1週間ほどは使用を控えることが推奨されています。ですが、ソマルカはサロンカラーの邪魔をしない処方になっているので、サロンカラーの直前まで使用することができます。
パープル・ピンク・アッシュ・ブラウンの4色展開で、どのカラーも発色が良いです。迷った場合、まずはソマルカをチョイスしましょう。
(全4色 150ml 参考価格2,000円)
■カラーシャンプーで、いつでもきれいな髪を保つ
ご紹介したブランドのカラーシャンプーは、髪を洗った後にすぐに手を洗えば、爪が染まることはほとんどありません。ただし、シャンプーの液が床やタイルについた場合、すぐに洗い流さないと色が落ちない場合もありますので注意してください。
カラーシャンプーだけではなくカラートリートメントを併用すると、より美しい仕上がりになります。まずはシャンプーから試し、気に入ったブランドが見つかったらトリートメントもとり入れてみてくださいね。
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美祐)
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