2015年に流行すると話題になっていた「ライスミルク」。玄米ごはんとお水で作るのでとってもシンプルで、牛乳アレルギーを持つ方も安心して飲むことができ、欧米では長年親しまれてきたお米由来の飲み物なのです。お米の専門家である筆者が、ご家庭でできる簡単な作り方・レシピを紹介します。
■ライスミルクの嬉しい効果3選
1.ダイエット効果
玄米ごはんとお水を撹拌して作られるので、玄米ごはんを食べるのと同様に満腹感が得られやすく、また、ごはんの糖質は脳の栄養分として、筋肉の栄養分としてそのほとんどが使われると考えられるので、ダイエットにはとってもオススメ! コレステロール値がゼロであることも牛乳とは異なるライスミルクの特徴。食事の前に一杯飲めば満腹感が増して、ダイエット効果大!
2.美肌・美腸効果
玄米に含まれる豊富なビタミンB群や食物繊維などを飲んで手軽に摂ることができ、美肌・美腸効果が期待できます。また、玄米ごはんを撹拌しているため消化吸収も良く、玄米ごはんをそのまま食べるよりも、腸に負担を掛けずに摂取することが出来ると考えられます。
3.集中力アップ・疲労回復効果
ごはんの糖質は脳の活動に優先的に使用されるため、ライスミルクを飲むことで集中力が増し、脳の働きを活発にすると考えられます。豊富な栄養価は緩やかに消化吸収が行われエネルギーも持続でき、夏の疲労回復にも効果的。忙しい朝など、朝食を抜きがちな方は、コップ1杯のライスミルクで集中力を&持久力を補給してみては!?
■お米の専門家直伝!自宅で簡単ライスミルクの作り方
玄米以外に白米で作る場合もありますが、ここでは栄養価の高い玄米で作るライスミルクレシピを伝授します!
用意するもの(1リットル程度の分量)
・炊いた玄米 1膳分(約150g)
・ミネラルウォーター 750ml
・お好みで砂糖 小さじ1~1.5(オリゴ糖などもオススメ)
・塩 少々
作り方
1. 材料を全てミキサーに入れて、ご飯粒がしっかりとなくなり、トロトロになるまでしっかり撹拌する。
2. 1を冷蔵庫でしっかり冷やして、出来上がり!
※常温での保管は、雑菌などが繁殖しやすいためNG! 夏場は2日以内に、冬場は3日以内に、飲む切る分だけ作って、出来るだけ早目に飲みきるようにしましょう。
牛乳アレルギーの方にも安心して飲んで頂ける、お米由来の話題の飲み物ライスミルク。嬉しい効果満載なので、ぜひご自宅でお試しあれ!
(5ツ星お米マイスター/ごはんソムリエ 澁谷梨絵)
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【参考】
※大坪研一著(2011)『お米マイスター認定講座―知識講座(★★★)テキスト』(日本米穀小売商業組合連合会)