生活リズムが一度乱れてしまうと、なかなか元には戻しにくいですよね。休みの日に昼まで寝て夜に眠れなくなるなど、昼夜逆転してしまうこともあると思います。
管理栄養士の筆者が、生活リズムを乱さないために食事面からできることをご紹介します。
■生活リズムを整えるには「朝食」が肝心?
人の身体には「体内時計」と呼ばれるものがあり、睡眠や体温などの変化をコントロールしています。この体内時計によって作られる「体内リズム」と「生活リズム」にズレが生じると、身体や心に不調があらわれることがあります。
ズレを生じないためには、「朝食」を食べることが非常に大事です。朝起きて食事をすることで、体内時計がリセットされるといわれているためです。
では、具体的にどのようなものを朝食に食べれば良いのかご紹介します。
■体内時計をリセットするために、朝食に食べるべき食材
パン、ご飯などの炭水化物
朝食には、炭水化物が含まれるているものがおすすめです。朝に炭水化物を食べることで、その後の活動のエネルギー源となり、体内時計リセットをサポートします。
また、フルーツも炭水化物が多いですが、フルーツだけでなく、GI値の高い白米やパンを一緒に摂取するようにしましょう。
卵かけご飯×納豆
朝食には炭水化物がおすすめですが、「炭水化物+たんぱく質」の組み合わせは、さらに体内時計リセットに良いといわれています。
忙しい朝は、朝食を食べないのに比べれば炭水化物だけでも摂ることが望ましいですが、余裕がある人はたんぱく質も一緒に摂取しましょう。
そこでおすすめなのが、卵かけご飯×納豆です。たんぱく質を含む卵・納豆と、炭水化物を含むご飯で、手軽に「炭水化物+たんぱく質」を摂取することができます。
レモンラッシー
朝、レモンの香り成分である「リモネン」とレモン果汁を摂取すると、体内時計のリセットに効果が期待できます。
朝の一杯として水にレモン汁を加えて飲むことも良いのですが、牛乳のたんぱく質も摂取できるレモンラッシーがおすすめです。
簡単「さっぱりレモンラッシー」のレシピ
材料(2人分)
・レモン 1/2個
・牛乳 150cc
・無糖ヨーグルト 150g
・はちみつ 大さじ2
作り方
(1)グラスにヨーグルトを入れて、レモンを絞り、はちみつも加えてよく混ぜます。
(2)(1)に牛乳を注いだら完成です。
はちみつの甘味を感じつつ、さっぱりしているので、寝起きでも飲みやすいですよ。
栄養満点の朝ごはんを用意しなくても、朝食をとる習慣をつけることが大切です。生活リズムを崩さないように、ぜひ「朝食」からもアプローチしてみましょう。
(フリーランス管理栄養士 今井尚美)
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【参考】
※朝食が大事なワケ – 農林水産省
※体内時計と朝食の関係とは? – 明治
※すぐれた朝食の条件とは? – 明治
※レモンで体内時計をリセット! – ポッカサッポロフード&ビバレッジ