いつもより丁寧なスキンケアをして肌をいたわっているつもりが、摩擦によって刺激を与えてしまい、かえって肌の負担になっている場合があります。
コスメコンシェルジュの筆者が、摩擦を抑える日々のお手入れ法をご紹介します。
■摩擦レスなスキンケア
肌に摩擦を与えると刺激となり、シミや肌荒れなどのトラブルの原因につながることがあります。肌がゆらいでいる時は、より一層スキンケアにも気を配りましょう。
クレンジング
クレンジング中の摩擦を軽減する場合は、クレンジング剤自体に厚みがありクッションの役割をするジェルがおすすめです。
ジェルには水性と油性がありますが、軽いメイクやマツエクをしている人は「水性」を選び、濃い目のメイクを落とすなら「油性」を選びましょう。
ホットクレンジングジェルは弾力性が高いテクスチャーなので、特におすすめです。
洗顔
ごしごしと顔を洗うと、必要なうるおいまで奪いとってしまう場合があります。
特に、肌がゆらいでいる時の洗顔は、刺激を与えないようにたっぷりの泡で行ってください。決して肌をこすらず、もこもこの泡で顔を包み込むようにすることがポイントです。
ぬるま湯で丁寧にすすいだら、やわらかなタオルでポンポンと水分をとりましょう。
化粧水
コットンを使う場合も手でつける場合も、たっぷりと化粧水を使えば、摩擦が起こりにくくなります。
肌に素早く浸透させたいからといって、無理に押し込むことはNGです。やさしくプレスしてうるおいを届けましょう。
■ふんわり肌を叶えるメイク法
下地
ファンデーションのノリが良くなりUV効果のある下地は、ベースメイクに欠かせないアイテムです。
テクスチャーがこっくりとしている重めの下地は、伸ばす時にどうしても摩擦を与えやすくなります。肌がゆらいでいる時には、みずみずしくて伸びが良い下地がおすすめです。
スルスルと軽く伸びる下地を選んで、肌の負担を軽くしましょう。
ファンデーション
清潔なパフに適量のファンデーションをとり、顔の中心から外に向けて、すーっと力を抜いて塗ります。
目の周りは皮膚が薄くてデリケートなうえ、小ジワも目立つ場所なので、ファンデーションの塗り過ぎには注意してください。パフに残ったファンデーションを、トントンとやさしくなじませるだけでOKです。
スキンケアをしているつもりでも、知らない間に肌老化を早めてしまっているかも知れません。ゆらいでいる肌にはいつも以上に気を配り、やさしくケアをしましょう。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛登志子
日本化粧品検定1級を取得後、複数のwebメディアで記事を執筆。「女性はいつでも、いつまでも輝き続けられる」をモットーに情報を発信中。)
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