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在宅が増えて便秘がち?美容の大敵・便秘につながるNG行動

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

プロフィール画像(國塩さん)

「在宅ワークや外出自粛で運動不足気味なり、便秘がちになってしまった」という人もいらっしゃると思います。

腸内環境が乱れて便秘になってしまうと、吹き出物などの肌荒れにもつながります。美腸こそが美肌のもとでもあります。

在宅が増えて便秘がち?美容の大敵・便秘につながるNG行動

インナービューティー料理研究家の筆者が、便秘につながるNG行動を5つご紹介します。

今こそ、インナービューティー力をアップするチャンスです。「暮らしのリズム」を見直して身体と肌のリズムを整え、内側から輝く美しさを目指しましょう。

■便秘につながるNG行動5つ

(1)水をほとんど飲まない

在宅ワークで事務作業やオンライン会議が続いていると、つい集中しすぎて水分不足になってしまいがちです。

あらかじめ、大きめのマイボトルやペットボトルにミネラルウォーターやお茶などを入れて手元に置いておくと良いでしょう。果物の皮やミントなどのさわやかなハーブを加えて作る「デトックスウォーター」もおすすめです。

ハーブティーやフレーバーティーでリフレッシュする時間も良いですね。ローズヒップやハイビスカスティーなど、抗酸化作用の高いハーブティーならアンチエイジングも狙えます。

身体を冷やしやすいコーヒーは飲みすぎに注意しましょう。

(2)適度な運動をほとんどしない

外出自粛で思うようにお出かけができないからこそ、自宅でのストレッチやヨガなどの適度な有酸素運動が身体には大切です。近所に出かける際に、手足を前後に大きく振ってやや早歩きを意識すると有酸素運動の効果も高まります。

生活リズムを保つためにも、朝や夕方などと時間を決めて室内運動をとり入れると良いですね。適度な運動は腸を刺激し、巡りの良い体作りをサポートします。

(3)野菜類をほとんど食べない

3食、自宅でお家ご飯というい方も多いと思います。

自炊が理想ですが、毎回自炊だと疲れてしまうかもしれませんね。添加物の少ない国産の冷凍野菜や総菜なども上手にとり入れて、自炊の負担を少なくすることも大切です。

ただ満腹中枢を満たすための食事をするのではなく、「食物繊維」が豊富な野菜類や重要なエネルギー源となる「たんぱく質」などを意識したバランスの良い食事をしましょう。

特に「ビタミン」や「ミネラル」が豊富な野菜類は、便秘対策はもちろん、身体の機能を正常に保ち免疫力アップを狙うことができるので、健康な体作りをサポートします。

(4)遅寝・遅起きになっている

在宅ワークになってから、今までに比べて遅寝・遅起きになってはいませんか? 通勤時間が短縮された分、少しゆっくり起きても良いのかもしれませんが、乱れた身体のリズムを元に戻すとなると意外とたいへんです。

食事をとる時間帯がずれ込んだり、夜更かしをすることで自律神経が乱れてしまうと、美容の面であまり良いことはありません。生活リズムの乱れは腸内環境の乱れにもつながります。

(5)朝食を抜く・夜食が多い

遅く起きると、「1日2食になる」「夜更かしで小腹が空いて頻繁に夜食を食べる」といったように生活リズムが乱れやすいです。早寝・早起きのリズムを守ることは、規則正しい食事のリズムに直結します

特に、朝ご飯は目覚めた身体や消化器官に刺激を与え、体内時計を整える役割があります。また、20時以降の食事は脂肪として蓄えられやすいので、夜食の多い食生活は太りやすい身体につながってしまいます。

巡りの良い健やかな身体を作るためにも、生活リズムを意識して過ごしたいです。残業も飲み会もない今こそ、自分で生活リズムをしっかり整えて、美しい体作りをしましょう。

外出を控えている期間は、身体を整えるための絶好のチャンスでもあります。すっぴんで過ごせる日は、肌を休ませるための美容日和です。

規則正しいリズムの整った暮らしを心がけることで、内側から輝く美しい身体と肌を目指しましょう。前向きに今と向き合える人こそ、ほんとうのキレイを手に入れられるのかもしれません。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子)

 

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社
※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社
※白澤卓二/監修(2018年)『医者が教える最強の食事術』宝島社
※(2017年)『スパイス&ハーブの使いこなし事典』主婦の友社

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