コスメの管理はどうしていますか? 特別な管理はしていないという人も多いと思います。ですが、ちょっとしたコツでコスメをムダにすることが減り、場合によっては節約することもできるのです。
美容家の筆者がやっている「コスメ管理法」をお伝えします。
■正しく管理しないともったいない
コスメには使用期限があります。しかし、数種類のコスメを使用していたり、なんとなく使わないまま時間がたつと”いつ開封したか”がわからなくなってしまうことがありますよね。そうすると、「使用期限がすぎて雑菌が繁殖している場合がある」「開封後の管理が甘く、化粧品が酸化して効果がなくなるどころか、肌荒れの原因につながる」「使い切る前に新しいものを開封し、ちょっとだけ残った状態で放置する」といったことにつながります。
肌に合わない場合は仕方ないですが、毎回「ちょっと残し」を続けていると、とてももったいないです。例えば、5000円の化粧水を1ヶ月使い、毎回1割残すのであれば、年間6000円を捨てていることになります。
コスメ代をムダにせず有効活用するには、正しく管理して使い切ることも大事なポイントです。
■開封したら日付シールを貼る
開封した日付を化粧品に貼ると、使用期限切れを防止し、肌の変化を見たりコスパを計算したりすることに役立ちます。いつ開封したかわからないと、いつの間にか使用期限が切れていたものを使い続けて肌が荒れるということも考えられます。
また、「一ヶ月使った時の肌の変化」を振り返ったり、使い切った時に「三ヶ月もったから、一ヶ月あたりいくらくらい」とコスパ計算することもできます。値段と実感が伴うかどうか、リピートするかどうかの指標にもなるのでおすすめです。
■化粧品の口やフタを拭く
雑菌の繁殖やアイテムの劣化を防ぐため、基本的に直射日光や高温のところでの保管はさけましょう。洗面所のライトの近くなども、なるべくさけることがおすすめです。
また、化粧品がついていたりするぬれた手で触ることも多いので、化粧品のボトルやフタ、口部分はこまめに拭きましょう。ドライタオル、またはウェットティッシュを化粧品と一緒に置いておくと良いですよ。
最後まで清潔に扱い、ムダなく使い切りましょう。
■サンプルは貯めずに使う
デパートなどでもらったサンプルが、家に溜まってはいませんか? サンプル類は使用期限が短い場合もあります。「旅行の時に使おう」ととっておいても、古くなっていくばかりです。
旅行は、ただでさえ環境が変わります。新しいものを試すには不向きな状況なので、サンプルは日常で使いましょう。
「試したい」「良かったら買いたい」という気持ちがあるものは、すぐに試してください。肌の弱い人は、生理後のタイミングで新しいものを試すことがおすすめです。使う気がないものは思い切って処分しましょう。
あれこれいろいろなものを買うよりも、「お気に入りの1本を最後までしっかりと使い切る」というクセをつけると、ムダがなくなります。一番ムダになりやすいのが、「こっちがいいかも」「あっちがいいかも」と中途半端なプチプラものをたくさん買ってしまうことです。まずは、いらない古いコスメを処分して整理することから始めてみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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