「女性ホルモン」という言葉を聞いたことはありますよね。女性ホルモンは卵巣で作られるホルモンで、妊娠や出産の機能や女性らしい体作りに関係しています。美しい肌を保つことにも役立つことから、通称「美肌ホルモン」とも呼ばれます。
理学療法士の筆者が、「美肌ホルモン」を味方につける方法をご紹介します。
■女性ホルモンとは?
女性ホルモンには2つの種類があります。「エストロゲン」と「プロゲステロン」です。
エストロゲンは、妊娠の準備や女性らしい身体を作る働きがあります。プロゲステロンは、妊娠の維持や基礎体温を上げる働きがあります。
約28日周期で訪れる月経も、女性ホルモンの作用によってコントロールされています。
女性ホルモンの量
女性が一生のうちに分泌する女性ホルモンの量は、どれくらいだと思いますか? 実は、ティースプーン1杯ほどといわれています。
このホルモンが私達の美肌や女性らしさのカギを握ります。20代後半から徐々に分泌量が減り、閉経が近くなる40代後半〜50代後半には更年期と呼ばれる特有の症状が現れます。
また、女性ホルモンの量が低下するとうるおい不足で生じる肌荒れなどの肌トラブルが多発し、見た目にも大きな影響を与える場合もあります。
女性ホルモンは女性のライフステージと共に変化する
女性は、月経、妊娠・出産、閉経を通して、常にホルモンの変化にさらされています。それに伴い、睡眠も影響を与えます。
「月経中は昼間の眠気」「妊娠中は昼間の眠気や不眠」「産後は寝不足」「更年期になると眠れない」というお悩みを抱える方も多いです。
■女性ホルモンに振り回されない方法
女性ホルモンのなかでもエストロゲンは肌のハリやツヤ、女性らしい身体に欠かせませんが、エストロゲンの分泌を必要以上に低下させてしまう原因のひとつに「睡眠不足」があります。
このように、ライフステージに合わせて変化する女性ホルモンに振り回されない対策方法をご紹介します。
バランスの良い食事
肉や魚などの良質なタンパク質や野菜、米や玄米などの炭水化物、少量でも良質な油をバランス良くいただくように心がけましょう。
納豆やぬか漬けなどの発酵食品や食物繊維豊富な野菜などを多くいただき、腸内環境を整えることも重要です。
朝の光をあびる
目が覚めたら、太陽の光を浴びましょう。
脳から分泌される「メラトニン」の分泌の抑制をし、「セロトニン」という精神の安定や脳を活発に働かせるホルモンが分泌されます。
運動をする
激しい運動ではなく、日常生活のなかでできるだけ歩く、散歩するといったことがおすすめです。
また、ラジオ体操も良いでしょう。ラジオ体操をすべて行うというのはむずかしいので、少しずつ1日かけて行うというのも1つの方法です。
リラックスタイムをもつ
忙しい女性が自分の時間をもつことは、なかなかたいへんですよね。
しかし、忙しいからといって夜にシャワーだけですまさず、ぬる目のお湯にゆっくり浸かりましょう。睡眠の質を上げるためにも、とても重要なことです。
たくさん眠るだけで美人度がUPするなんて、素敵なことだと思いませんか。ぜひ、参考にしてください。
(著者/講師/理学療法士 矢間 あや)
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