アラフィフになり、「年齢を重ねても美しい自分でいたい」「いつまでも若々しく見られたい」と思っている方はたくさんいらっしゃるでしょう。そんな方には、お腹より“背中”を鍛えることをおすすめします。理由は、簡単です。
猫背姿勢は、それだけで老け印象を与えてしまいます。運動不足による筋力低下が進むと、猫背姿勢だけではなく背中に脂肪がつき、確実におばさん体型になってしまうからです。
YOGAエクササイズディレクターの筆者が、「年齢不詳の背中をつくるエクササイズ」をご紹介します。
■鍛えた背中で脱おば体型!1日3分「美背中エクサ」
ご紹介するエクササイズは、うつぶせ姿勢から手足を伸ばし、身体の裏側の筋肉を刺激します。ポイントは、恥骨で床を押し、お腹を腰に引き寄せた状態(ドローイング状態)を維持することです。
実践後に腰が痛い人は、腰から上体を起こしていることが原因の場合が多いです。「太ももや恥骨で床を押すから、上半身が床からはなれてしまう」というイメージで動作するようにしましょう。
期待できる効果
・背中や二の腕の引き締め
・ヒップアップ
・太もも引き締め効果による脚長効果
・背中の筋肉がつくことで、猫背姿勢の改善
注意する点
腰や首が痛い人は、無理のない範囲で実践してください。
実践回数&期間
週に3〜4回実践すると、身体の変化を感じられるはずです。
「年齢不詳の背中をつくるエクササイズ」のやり方
(1)両手、両足を伸ばし、床にうつ伏せになります。この時、恥骨と骨盤で床を押すイメージで骨盤を安定させ、ドローイング(お腹を腰に引き寄せる)をします。
(2)その状態のまま、吸う息とともにあごと両手を床からはなし、身体を伸ばします。
(3)吐く息とともに、両肘を背中で合わせるように肩甲骨をギューッと正中線(背骨のライン)に引き寄せます。この時、曲げたひじをかかとの方に押し出すように、肩と耳を遠くはなしましょう。吸う息で両腕を伸ばし、(1)の姿勢に戻ります。
(1)〜(3)の動作を8回を目安に繰り返しましょう。
恥骨を床に押しつけるようにして骨盤を安定させて、腰を痛めないように注意してください。骨盤が安定すれば肘を大きく動かすことができ、その分、背中や腰のムダ肉を撃退します。丁寧に動作を繰り返してください。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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