2014年09月24日
アンチエイジングに◎!ミトコンドリアを活性化&増やす食べ物・飲み物
食べる物も、食べる量も、運動量だって20代の頃と変わっていないのに、顏がたるんで体型が崩れてきた気がするのが30代…。キレイな30代になるためには、エンジンの切り替えが必要なようですよ!
■老化のポイントは『ミトコンドリア』活性化にあり!
若い頃は「解糖エンジン」といって、食べ物から摂った糖をエネルギーとして利用する割合が多いのだそう。しかし加齢によって、徐々に「ミトコンドリアエンジン」という糖質をあまり必要としないエンジンに切り替わります。そのため、糖質の多い食生活をしていると、エネルギーとして使われなかった糖が、タンパク質や脂質と結びついて「糖化」し、老化の一因に。脂肪細胞に取り込まれるなど、お肌にもカラダにも影響を及ぼすと言われています。
■ミトコンドリアの役割って?
『ミトコンドリア』は、細胞内にある器官で、食べた物から得た栄養素と酸素を使ってエネルギーを生み出しています。ただし、エネルギーを生み出す際には、同時に活性酸素を排出します。ですから、ミトコンドリアが元気で効率よくエネルギー生産をしないと、たくさんの活性酸素を身体中にまき散らすこととなり、その結果として細胞を傷つけてしまうのです。
■ミトコンドリアを活性化する食品・飲み物3つ
(1)リンゴやアーモンドで活性化「レスベラトロール」
ブドウやリンゴ、アーモンドの皮などに多く含まれる「レスベラトロール」には、ミトコンドリアの量を増やす働きがあることが判っています。レスベラトロールは、ミトコンドリアだけでなく、抗酸化作用も強くエイジングケアには欠かせません。
(2)烏龍茶でミトコンドリア活性化「ウーロン茶ポリフェノール」
筑波大学の研究によれば「ウーロン茶ポリフェノールは、ミトコンドリアを活性化させエネルギー生産を高める効果がある」とのこと。ウーロン茶ポリフェノールは、私たちの身体に既に備わっている抗酸化酵素「SOD」の働きを高める効果もあるそうですから、積極的に飲みたいですね!
(3)コーヒーでもミトコンドリア活性化!「クロロゲン酸」
コーヒーに多く含まれる「クロロゲン酸」。花王株式会社の研究によれば、クロロゲン酸には、ミトコンドリアへの脂肪の取り込みを促し、脂肪の燃焼量を高める作用があるそうです。また、食事から入ってきた脂肪だけでなく、既に蓄積された脂肪の燃焼にも効果を発揮するそうですから、カラダのスリミング化を計画中の方におすすめ。
年齢とともに変化していく私たちのカラダ。『ミトコンドリア』を味方にして、美しい30代、40代を過ごしたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
【関連記事】
・肌が若返る!?「ミトコンドリア」を増やす&活性化させる方法4つ
【参考】
※長寿とレスベラトロールの気になる関係 – 山田養蜂場
※ウーロン茶高分子ポリフェノールのATP生産量向上作用に関する研究 – つくば生物ジャーナル
※ウーロン茶に腎臓改善効果がある – 日本SOD研究会
※コーヒークロロゲン酸 脂肪消費のはたらき − 花王