2015年12月30日
彼と一緒に美脚!「愛情ホルモン」を増やすペアストレッチ
スキンシップは子どもでも大人でも大切なコミュニケーション方法です。誰かに触れたり、触れられたりするとフワッとした感覚のあとに安心感から眠気を感じる人も多いかもしれません。今回は、「愛情ホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」を分泌させ、ストレスを解消させ、お互いを思いやる気持ちを高めるペアストレッチをご紹介します。
■愛情ホルモン「オキシトシン」とは?
オキシトシンは哺乳類だけが持っているホルモンで、「心が癒される、幸せな気分になる、相手へ愛情や信頼感を生む」という効果があります。出産時の子宮収縮作用など女性に関与し、親子の絆を深めることが知られており、他人との信頼関係や愛情関係にも関与していることも分かっています。子どもの頃にスキンシップが多く、心地よい環境を与えられるとオキシトシンが脳内で作られ、大人になってもストレスに強い脳で物事を対処できると言われています。
心を穏やかに、リラックスできる
このオキシトシンは、「ハッピーホルモン」と呼ばれるセロトニンとも大きな関係があります。オキシトシンが分泌されると、脳内神経のひとつであるセロトニン神経も活性化され、心が穏やかになり、リラックスした状態を保つことができます。オキシトシンを分泌させてストレスフリーな脳を作り、相手に愛情を感じ、人生の幸福感を味わう方法のひとつがスキンシップ。だからこそ多忙な人ほど実践することが必要です。
■足の疲れを解消して美脚になるストレッチ
このストレッチは太ももの裏のハムストリングスから、ふくらはぎまでまんべんなく伸ばし、足の疲れを解消してくれます。女性は特にハイヒールなどでひざの裏が縮みやすく、血行不良からむくみやだるさを感じやすいかと思います。ゆっくり負荷をかけてもらえば、スッキリ脚になります。もちろん男性も営業で疲れた足をほぐすのに最適。また、背骨が気持ちよく伸びるので、腰痛防止や解消にも効果があります。
ストレッチの方法
サポートされる側(女性)
(1)仰向けになり、腕は太もも横の床に置き、手のひらを床に向け肩が浮かないようにし、リラックスできる状態を作ります。お互いに声を掛け合い、パートナーがかかとを押すタイミングで、息を吐きます。
サポート側(男性)
(1)膝を床につけパートナーの前に。パートナーの右脚を90度まで上げ、左手を足に添えます。
男性・女性ともに
(2)太もも裏、ふくらはぎ、アキレス腱を伸ばすように、無理のない範囲でお腹に向かってかかとを押し出し、15〜20秒キープ。反対側も同様に行ったら、交代しましょう。
いかがですか? 普段自分では伸ばしにくい脚裏もパートナーと呼吸を合わせれば、気持ちよく伸びるはずです。じっくりとストレッチを深め、愛情ホルモンもゆっくり分泌させてお互いの信頼関係をもっと深めてみてはいかがでしょうか?
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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