加齢とともに出てきやすくなる「ポッコリお腹」。よく「ポッコリお腹は、腹筋すればよいのですか?」と聞かれますが、ポッコリお腹には、普通の腹筋よりも効果的な「ドローイン」というトレーニングをおすすめします。
フィットネス美トレーナーの筆者が「気になるポッコリお腹に効く「ドローイン」のやり方」をご紹介します。動画もありますので、動画を見ながら一緒に行ってみてくださいね。
■ポッコリお腹の原因は?
加齢とともに、内臓や腸を支えているインナーマッスルの筋力が低下して、内臓下垂を起こしやすく、「ぽっこりお腹」になりやすくなります。
内臓が下垂していると、お腹は常に重みに耐え続けていることになります。
もちろん「骨盤底筋群」を意識することも大切ですが、もとの原因でもある「内臓の下垂」を解消したいものですよね。
内臓の下垂対策は、「腹圧」を整えることが大切です。
「腹横筋」を鍛えよう
「腹横筋」は、腹筋群の中でも最も深層にあるいわゆる「インナーマッスル」で、「腹圧」を高める際に大きく関与し、「内臓を支える」という、とても大切な役割を持っています。
腹式呼吸で、息を吐いてお腹を凹ませる時に働く筋肉と考えると、イメージしやすいでしょう。
■ポッコリお腹に効く「ドローイン」のやりかた
(1)仰向けに、両方の膝を立てて寝転がります。
(2)息を吸って、口から息をゆっくりと吐きながらお腹をへこませるようにしてみましょう。
イメージとしては、下記の写真のように、口から息を吐いた時におへそを背骨もしくはマット(床)方向に近づけて、お腹をへこまして薄くしていくイメージです。
息を吐いた時に、お腹をへこませることで、お腹の深層部分のインナーマッスルを意識して使うことになります。
(3)これを、10〜15回×3セット行いましょう。
ポッコリお腹は、加齢とともに気になるもの。ふとした時に「ヤバイ!」と思う瞬間がありますよね。ご紹介した「ドローイング」は、腹筋エクサよりもおすすめですので、ぜひ日々の習慣にして、スッキリお腹を目指してください。
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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