暑い季節は体力を消耗しやすく、紫外線によって肌も疲れていることがあります。
管理栄養士の筆者が、夏におすすめの、疲れを溜めない&肌にいいドリンクをご紹介します。
■管理栄養士がすすめる!疲れ対策&肌にいいドリンク5選
(1)梅ジュース
梅にはクエン酸が含まれていて、体内のクエン酸回路という代謝をスムーズにすることでエネルギーを生み出し、疲れを解消する働きがあります。
また、血液の流れを良くする働きもあるため、夏の冷えにも効果的です。
血液の流れが悪いと、肌へも栄養が行き届かず新陳代謝も悪くなる等、美容面にも悪影響があるため、梅ジュースで冷え対策をおこないましょう。
(2)黒酢ドリンク
黒酢にも、疲れに効果的なクエン酸が含まれています。
さらに、肌の新陳代謝を活発にするアミノ酸や、シミの原因となるメラニンが沈着するのを防ぐアミノ酸が含まれています。紫外線による肌のダメージに効果的ですよ。
黒酢ドリンクの作り方
スーパーやコンビニでも黒酢のドリンクは入手できますが、ご自身でも簡単に作ることができます。
コップ1杯の水(炭酸水でも可)に大さじ1~2の黒酢を入れ、お好み量のはちみつを加えて飲みやすく仕上げましょう。レモン汁を加えれば、ビタミンCも摂取でき、さっぱりとした味わいになりますよ。
(3)甘酒
甘酒は、ビタミンB群が豊富で糖質も含まれています。甘酒の糖質は効率よく吸収できるといわれているため、特にお疲れの時におすすめです。
酒粕を使った甘酒は、甘味料が加えられていることが多いため、米麹が原料のものが良いでしょう。原料には、ブドウ糖や人工甘味料、添加物がなるべく少ないものを選ぶようにしましょう。
(4)トマトジュース
トマトには、強い抗酸化作用で知られるリコピンが豊富です。
リコピンは、朝に摂取すると吸収率が高いことが分かっているため、朝に飲むことが勧められます。
トマトジュースのおすすめアレンジ
甘酒と1:1の割合で割って飲むと、自然な甘みが加えられて飲みやすく、美容効果も高くなります。
アミノ酸やオリゴ糖が豊富なはちみつ、ビタミンCたっぷりのレモン果汁を加えても、夏らしいさっぱりとしたドリンクになりますよ。
(5)ローズヒップティー、ルイボスティー
ルイボスティーには強い抗酸化作用があるため、シミやたるみなどの原因となる活性酸素を除去する働きがあり、美肌づくりに効果的なドリンクです。
また、ローズヒップには豊富なビタミンCが含まれているため、ルイボスティーと同じく活性酸素を除去する働きが期待できます。
水出しタイプのものを利用すれば、涼しさを感じながら飲むことができますし、マイボトルに入れて持ち運びもできますね。
おすすめブレンドティー
ルイボスティーとローズヒップティーをお好みの割合でブレンドしても、美味しくいただけますよ。
暑い季節でも、体も肌も健やかに過ごしたいものです。いずれも、スーパーやコンビニで入手しやすい飲み物なので、ぜひお手にとってみてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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