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豆腐で夏老け防止!肌の潤いキープに役立つ豆腐の食べ方

国際薬膳調理師
倉口ゆうみ

夏は老けを加速させやすい季節。UV対策など外側からのケアは意識されていることと思いますが、外側からのケアの効果を高めるためにも夏こそ食事に気を配ることが大切です。

そのためにおすすめの食材は「豆腐」。豆腐は夏老け防止に役立つので、夏こそとり入れていただきたいです。

豆腐

ずぼらだけど国際薬膳調理師の筆者が、夏に老けやすくなる理由と、おすすめの豆腐レシピをご紹介します。

■夏に老ける原因

夏に老ける主な原因として、汗をかくことで身体や肌に必要なうるおいが減って乾燥してしまうということが挙げられます。

薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)ではこのことを「水(すい)」の不足と考えますが、水は皮膚や内臓、髪にうるおいを与える物質です。イメージとしては化粧水のような役割です。

その水は、汗をかくことでどんどん減っていきます。ですので、汗をたくさんかく夏は水不足からの乾燥を招きやすくなります。

夏に水が減ると秋にひどい乾燥を招く!?

中医学では肌にうるおいを与える役割をしている「肺(はい)」という臓腑がありますが、肺は乾燥に弱く秋に弱りやすい特徴があります。なので、夏に水が減ると秋にひどい乾燥を招く場合があります。

ですから、夏にうるおいをしっかり補うことが大切です。

■夏老け予防には、身体にうるおいを与える食材がカギ

水分が足りないと聞くと「たくさん水分をとればいいのでは?」と思いがちですが、それは違います。むしろ、必要以上に水分をとったことで胃腸の働きが弱くなってしまうと、それが肌のたるみの原因につながることもあります。

なので、薬膳の世界では身体にうるおいを生み出す食材を食べるということが夏老け対策となります。イメージしにくいかもしれませんが、身近な食材のなかでも「豆腐」がおすすめです。

豆腐が夏老け対策におすすめの理由

夏は太陽の光を浴びて身体が熱をもっていますので、クールダウンをしてうるおいを補うことが大切です。豆腐には身体に必要なうるおいを生み出す働きがあるほか、身体にこもった熱をクールダウンさせる作用もあります

身体に熱がこもっていてはうるおすこともむずかしいので、豆腐は夏こそ食べていただきたい食材です。

■夏老け対策に役立つ豆腐レシピ3つ

豆腐をそのまま食べてもいいのですが、味気ないですしせっかく食べるのであれば栄養アップも狙いたいですよね。

今回はクールダウン&うるおいをテーマに簡単なレシピを考えてみました。

(1)トマト&枝豆の豆腐サラダ

トマト&豆腐は身体をクールダウンさせてうるおす最強コンビ。暑い夏にぴったりなヘルシーサラダです。身体を冷やし過ぎないように、大葉やみょうがなどの薬味をたっぷりのせて食べてください。

材料(作りやすい分量)

・豆腐 1/2

・トマト 1/2

・冷凍枝豆 お好きな分

A

・ごま油 適量

・醤油 小1/2

・大葉、みょうが お好きな分

作り方(作りやすい分量)

(1)トマトは湯むきをして、冷凍枝豆を解凍しておきます。

(2)小さく切ったトマトと枝豆、Aの調味料を混ぜ合わせます。

(3)食べやすい大きさに切った豆腐に(2)をのせて完成です。

(2)お湯を注ぐだけ!豆腐と梅のさっぱりスープ

いくら暑くても、冷たいものばかりを食べていては胃腸が冷えて美容と健康面に負担をかけやすいです。そんな時は、お湯を注ぐだけの簡単スープを食べましょう。豆腐と梅のさっぱりとした味わいで食欲が落ちやすい季節におすすめ。

豆腐と梅は身体にうるおいを生み出し、わかめは身体をクールダウンさせながらエイジングケアをしてくれます。暑い夏にぴったりなメニューです。

材料(作りやすい分量)

・豆腐 1/4

・梅 1個

・乾燥わかめ 小1

・生姜(チューブでOK) 適量

・顆粒出汁(鶏だしやコンソメ和風などお好きなものでOK) 適量

・しょうゆ お好みで

・お湯 200ml

(1)豆腐をレンジで温めます。乾燥わかめを水で戻しておきます。

(2)器に生姜、(1)、顆粒出汁、しょうゆを入れます。

(3)梅干しをのせたら完成です。梅干しを崩しながらお召し上がりください。

(3)豆腐のオーブン焼き

胃腸を冷やしすぎないためには、オーブン料理もおすすめです。身体をクールダウンさせる&うるおいをプラスする野菜をたっぷり入れたオーブン焼きです。

材料(作りやすい分量)

・豆腐 1丁

・トマト 1個

・ズッキーニ 1本

・なす 1本

・ツナ缶 1缶

・チーズ お好きな分

・パン粉 お好きな分

作り方

(1)豆腐をキッチンペーパーにくるんで、レンジで1~2分温めて水切りをします。

(2)トマト、ズッキーニ、なすを一口サイズに切り、ツナ缶と和えます。

(3)耐熱皿に豆腐を入れて崩し(2)を入れ、チーズ、パン粉をのせて焼き目がつくまで焼いたら完成です。

薬膳は手のこんだ料理というイメージがあるかもしれませんが、料理の工程よりお悩みに合わせて食材をチョイスして組み合わせることが大事だと考えます。夏老け防止のためにも、今回ご紹介したレシピをぜひ試してみてくださいね。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

 

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【参考】
※池田陽子/著(2020年)『1日1つで今より良くなるゆる薬膳。365日』JTBパブリッシング※日本中医食養学会/著(2019年)『食養生の知恵 薬膳辞典 食物性味表』燎原書店

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