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ヨーグルトで肌老化を抑える!夏に入れるべき果物3つ

国際薬膳調理師
倉口ゆうみ

美容や健康のために「ヨーグルト」を食べている方は多いと思います。ヨーグルトは日焼け対策に役立つので、「夏こそヨーグルトを食べた方がいい」と薬膳の世界ではいわれています。

UVケアになるフルーツをプラスすることでさらに効果アップを狙えますので、ぜひフルーツも一緒に食べましょう。

バナナヨーグルト

ずぼらだけど国際薬膳調理師である筆者が、ヨーグルトを夏に食べるべき理由とヨーグルトと合わせたいフルーツをご紹介します。

■日焼けしにくい肌に導くには?

中医学で日焼け対策は、うるおいを生み出す食材をたっぷりとることが重要だと考えます。

中医学で身体や肌に必要なうるおい物質を「水(すい)」といいますが、日焼けをする前にこの水を補っておくと陽射しによる熱を水が消してくれるため、日焼けしにくい肌に導くことができるのです。

■夏にヨーグルトをすすめる理由

身体にうるおいを補う食材の1つが「ヨーグルト」。ヨーグルトには、身体に必要なうるおいをうみ出す「生津(せいしん)」作用という働きがあります

冷たい水を飲んで身体をうるおわせるのではなく、食材自体にうるおいがあるものをとって必要な水を補うというのが中医学の考え。つまり、汗をかいてうるおいが減りやすいこの時期にはヨーグルトが向いているのです。

■身体の熱をクールダウンさせる食材をプラス

日差しを浴びた肌は熱がこもっている状態です。うるおいを足すほかに、身体の熱をクールダウンさせる食材も必要です。

身体の熱をクールダウンさせるフルーツをプラスすることで、日焼け対策に役立つヨーグルトになります。

■ヨーグルトと組み合わせたいフルーツ3選

ヨーグルトと組み合わせて身体の熱をクールダウンさせるフルーツをご紹介します。少しアレンジを加えて美味しさ&効能アップを狙いましたのでお試しください。

(1)バナナ

定番の組み合わせですが、バナナは身体の熱をクールダウンさせる作用が高いです。ヨーグルトと合わせることで「うるおい+クールダウン」となるので、日焼け対策にバッチリです。

ただ、バナナは身体をとても冷やす「寒性(かんせい)」という性質に属しているので、身体を温める食材もプラスするとバランスがとれてよいでしょう。

筆者のおすすめは、身体を温める作用のある”甘酒”を少し入れること。甘酒は身体を温める性質があるうえシミ対策にも役立つ食材ですので、日焼けによる肌トラブルをケアします。まろやかな甘さが加わり美味しいですよ。

(2)レモン

レモンが用意できない場合は、”レモン果汁”でもOKです。レモンには身体の熱をクールダウンさせてうるおいも生み出す作用があるので、レモン自体が日焼け対策に一役買ってくれるフルーツです。

さらにもう一工夫するならば、”メープルシロップ”を加えてみましょう。メープルシロップにはうるおいを生み出す働きがありますので、ヨーグルトとレモンと組み合わせることでよりうるおい効果アップが期待できます。

酸っぱさのなかにまろやかな甘さが加わって美味しくなりますのでお試しください。

(3)桃

身体にうるおいを生み出すほかに、シミ対策にもなるフルーツが桃です。うるおす効果の高いヨーグルトに加えることで、さらにUVケアを狙えます。

フルーツは身体を冷やすものが多いなか桃は珍しく身体を温めるフルーツなので、冷えやすい方にもおすすめできる組み合わせです。桃+甘酒はシミ対策に効果的な組み合わせでもあるので、シミができやすいとお悩みの方はこの組み合わせをお試しください。

ヨーグルトを食べるタイミングは、陽射しを浴びる前(朝食時)に食べるといいでしょう。ヨーグルトは冷たいので身体を温める紅茶と一緒に食べるとバランスがとれます。夏こそ「ヨーグルトinフルーツ」を食べて内側からUV対策をしていきましょう。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

 

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【参考】
※日本中医食養学会/著(2019年)『食養生の知恵 薬膳辞典 食物性味表』燎原書店※池田陽子/著(2020年)『1日1つで今より良くなるゆる薬膳。365日』JTBパブリッシング

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