40歳を過ぎると、髪の毛のパサつきや、ボリュームのなさなどお悩みが増えてきますね。筆者の美容室に通うお客様にも上記のようなお悩みを抱えている方が多く、よく相談を受けます。
そうしたお悩みの解決を助けてくれるのがヘアスタイリング剤。特に40・50代の髪悩み改善に不可欠なのがヘアオイルです。
けれど、目的に合わせて適切にヘアオイルを使用できていないことも意外とよくあります。「なんとなくヘアオイルを使っているけれど、バサバサの老け髪のまま……」「正しく使えているかわからない、効果的な使い方が知りたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
美容師の筆者が、ヘアオイルの今さら聞けない疑問を解決し、目的別の使い方をアドバイスいたします。
■ヘアオイルの役割と効果
(1)ヘアオイルにはどんなメリットがあるの?
ヘアオイルには、以下のようなさまざまな働きがあります。
(1)髪の毛を保湿する。
(2)濡れている髪の毛につけてドライヤーで乾かすことにより、ドライヤーの熱から保護する。
(3)髪の毛を保湿することにより、艶が出て髪の毛がまとまる。
(2)ヘアオイルはセットに使える?
ヘアオイルは基本的にはセット力がないものが多いので、髪の毛の保護やベース作りととして使用しましょう。
(3)ヘアオイルをつけるタイミングはいつ?
熱保護の役割がある為、ドライヤーを使う前に濡れている髪の毛につけて乾かしましょう。
もちろん乾いた髪の毛にも使えるので、乾かしたあとに「保湿がもの足りないな」と感じたら、再度重ねても良いですし、朝お出かけ前に毛先のまとまりが欲しい時につけることも可能です。
(4)髪の毛に油分を補うことは必要?
髪の毛もお顔やボディーと同じで適度な水分や油分が必要なのですが、ダメージや乾燥、加齢などから油分も失われてくるため、肌をいたわってあげるのと同じで、油分を補給してあげることも必要になってきます。
特に40代を過ぎると年齢と共に髪の毛が細くなってくるため、太さがある髪の毛よりも負担がかかりやすくなります。
しっかりケアをして、きれいな髪の毛を保ちましょう。
■ヘアオイルの種類
ヘアオイルにはどんな種類があるの?
種類はメーカーによりさまざまで、軽めのタイプから重ためのタイプまであります。
一つのブランドから1種類のみを販売しているところもあれば、軽めのタイプと重ためのタイプを2種類販売しているところもありますので、購入前には、口コミなどで情報収集してから購入されることをおすすめします。
下記にヘアオイルの特徴をまとめましたので、参考にしてください。
軽めのタイプのヘアオイルがおすすめの方
さらっとしたまとまりが欲しい方。
軟毛の方。
重ためのタイプのヘアオイルがおすすめの方
毛先をしっとりまとめたい方。
硬毛の方。
ハイダメージの方。
■お悩み&目的別ヘアオイルのつけ方のポイント
ヘアオイルの量とつけ方の基本
ヘアオイルを1プッシュ出し、手の平でよく伸ばします。
この時に良く伸ばすことで、広範囲にまんべんなく髪の毛につけることができるため、しっかり伸ばしましょう。
ヘアオイルのつけ方ですが、髪の根元はつけるのを避け、中間から毛先メインでつけましょう。
内側の髪の毛や顔回りの髪の毛も、意識してまんべんなくつけるようにしましょう。
「トップをふんわりさせて、毛先はきれいに収めたい!」という場合
濡れている髪の毛にヘアオイルをつけます。根元はフワッとさせた状態を保ちたいので、中間から毛先中心につけましょう。
ヘアオイルをつけすぎたり、重ためのオイルを使用すると、毛先が重たくなりすぎてトップのボリュームがなくなってしまいます。軽めのオイル1プッシュ程度を目安につけましょう。
乾かした後に毛先のパサつきが気になる方は、再度ヘアオイルを足しても良いかもしれません。
「とにかくパサつく、しっかり保湿したい!」という場合
毛先をしっとりまとめたい方には、重ためのヘアオイルをおすすめします。
濡れている状態の髪に、根元はさけて、1プッシュから2プッシュつけ、良く全体にコームで馴染ませます。
乾かした後に、物足りなさを感じる方はさらに1プッシュつけましょう。
あまりつけすぎると、毛先がべたべたしてしまうため、注意しましょう。
うまく使いこなせば、ヘアオイルは40・50代の髪のお悩み解決の強い味方になります。ぜひご紹介した使い方を参考にして、毎日のケアにヘアオイルを取り入れてみてください。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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