中秋の名月が過ぎると、徐々に肌寒い日も多くなりますよね。私たちの身体も、季節とともに自然と冬眠モード=省エネモードにシフトし始めます。
Yoga&エクササイズディレクターの筆者が、秋太り解消におすすめの「脂肪を燃やすエクササイズ」をご紹介します。しっかり動いて、溜めない身体キープに役立ててください。
■脂肪がガンガン燃える「サイドプランクエクササイズ」
今回ご紹介する「サイドプランクエクササイズ」は、体幹を安定させる筋肉があるのか、ないのかを確認するために横寝姿勢で実践します。ふらついて上手く動作できない人は要注意です。
そんな方は、まずは横寝姿勢をキープする動作(1)のみを実践してください。体幹力がつけば胴体部分の無駄肉がスッキリすることは間違いありませんし、美姿勢や基礎代謝率のキープなどのエイジングケア効果も期待できます。
次に、腕をクロスする時に肩甲骨から指先を押し出すように意識をもつと、「僧帽筋(肩甲骨周辺の背中側の筋肉)」が刺激されて筋力アップ=熱量アップ=脂肪がガンガン燃える状態になります。
ぜひ、動作姿勢を確認しながら全身の無駄肉を燃やしてみてください。
期待できる効果
・全身の筋力アップ効果により、冷え、むくみ、だるさ、基礎代謝アップ
・体幹の強化による猫背姿勢の改善
・二の腕、ポッコリお腹改善
・背中などの全身の引締め
実践回数&期間
週3〜4回実践すれば、ボディラインに変化が感じられるはずです。
「サイドプランクエクササイズ」のやり方
(1)基本姿勢を整えます。正座姿勢から左肘を肩の真下を目安につけ、両脚をまっすぐ伸ばしてサイドプランクの姿勢になります。吐く息とともにお腹を腰に引寄せ、腰はお腹を押し合うように体幹を安定させます。
また、外くるぶし→大転子(お尻横の出っ張った骨)→肩→耳までが一直線になるように姿勢を整えます。つまり、立っている時と同じ美姿勢を意識してください。この姿勢がツライと感じる人は、まずはこの姿勢を1分キープするだけでもOKです。
(2)吸う息とともに、右手をまっすぐ天井方向に伸ばします。
(3)吐く息とともに、右肩甲骨から右指先を左腕下から後ろ方向に伸ばす動作を5回繰り返します。
(4)左腕を斜めに伸ばして、わき腹をゆっくりストレッチ。反対側も同様に動作を繰り返します。
動作が終わると、「全身の筋肉を使った!」と感じると思います。実践後に肩や首がこったと感じた人は、体幹の力が抜けて腕を使い過ぎているかもしれません。実践する時の姿勢を、もう一度確認してみてくださいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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