年齢が大きく出る部分は後ろ姿ですが、特に背中のハミ肉は非常に目立つ部分です。
年齢を重ねてくると徐々に目立ってくることが多いのですが、なぜ生活習慣も変わらないし体重も増えていないのに目立ってきてしまうのでしょうか?
女性の体型改善の専門家であるパーソナルトレーナーの筆者が、背中のハミ肉の原因と、スッキリさせるためのマッサージを紹介します。
■背中のハミ肉の原因はむくみ
体重が増えたわけではないのに、背中からハミ肉が目立ってしまう大きな原因のひとつは、むくみです。
日常的に背中の筋肉があまり伸び縮みしないことで、血流などの巡りが悪くなり、むくみがたまってしまいます。
特に、背中の中でも広背筋という大きな筋肉が動かされないと、血流は良くなりにくいために、むくみがたまりやすくなります。
広背筋を動かすためには腕を上に挙げるなどすると効果的ですが、ガチガチに固まってしまっている場合、そもそも上手く動かすことができません。
そこで、100円ショップなどで販売されている「マッサージボール」を使った広背筋のマッサージをオススメします。
■マッサージボールのススメ
マッサージボールのメリットは、難しいテクニックが必要なく、誰でも簡単に狙った筋肉をほぐすことが出来ることです。
狙った部位に、気持ちよい程度押し当ててコロコロ転がすだけで、ガチガチに固まった筋肉がほぐれて体が動かしやすくなります。
筆者は体に関わる職業のため、少しお高めの製品を利用していますが、一般の方が使う分には100円ショップで販売されているテニスボール大の商品で十分ですし、専用の物でなくテニスボールでも問題ありません。
■マッサージボールを使った背中ほぐしのやり方
マッサージボールを使った広背筋のほぐし方を紹介します。
(1)テニスボール大で、表面は弾力性があり、当てても痛くないボールを用意しましょう。
(2)横になって、下側の腕を上げて、ボールを脇に当てます。
(3)ボールを脇に当てた状態で、上半身を上下にゆっくり動かして、広い範囲でボールを1分ほど転がしましょう。
(4)終わったら、反対側も同様に行いましょう。
注意点
当てる強さは気持ちよいと感じる程度で十分です。強く当てすぎると怪我の原因になるので注意しましょう。
ガチガチに固まった筋肉を無理矢理動かそうとすると、上手に動かせないどころか、体を痛めてしまう原因にもなります。上手く動かない場合は、こういったマッサージをして筋肉を緩めてから体を動かすようにして、背中をスッキリさせましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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