マスクメイクで力を入れたい「アイメイク」。眉マスカラやカラーライナー、涙袋作りなど、新たなメイクにチャレンジしている人も多いのではないでしょうか。
ですが、毎日のアイメイクをきちんと落とせていますか? 目元の皮膚は頬の1/3ほどの厚さしかないためとてもデリケートです。細心の注意をはらってクレンジングをしないと、目元の黒ずみや小ジワの原因につながる場合があります。
エステティシャンである筆者が、若々しい目元を保つためのやさしい目元クレンジングの方法をご紹介します。
■ついやってしまいがち!目元のNGクレンジング
目元の皮膚はとてもデリケートですので、他の部位と同じようにクレンジングをするとまぶたの粘膜付近にメイクが残ります。
お風呂に入る前に、ポイントメイクリムーバーを必ず使うように心がけましょう。特に、インラインでアイライナーを入れる場合や、ラメの入ったアイシャドウを使っている場合は、オイルインの2層式のクレンジングがおすすめです。
目のトラブルにも要注意
上まぶたと下まぶたの粘膜部には、涙を乾燥させないために脂分を出す「マイボーム腺」があります。
アイメイクがきちんとオフできていないとアイラインやアイシャドウでマイボーム腺が塞がりやすく、その結果、脂が排出できず白いプツプツができてしまう場合もあります。目のトラブルにもつながりかねないので、アイメイクをきちんとオフしてください。
また、「お風呂でクレンジング剤を顔に馴染ませ、そのまま熱いシャワーでオフ」といったクレンジングをしていませんか? 目の周りの皮膚に熱いシャワーをあてると、乾燥シワを招きやすくなってしまいます。
■5分で終了する目元クレンジングの方法
目元のクレンジングは、そんなにむずかしくはありません。準備するものは、ポイントメイクリムーバー・コットン2枚・綿棒2本です。
(1)コットンを水で湿らせ、軽く絞ります。水で湿らせておくと乾いたコットンよりも摩擦が減り、リムーバーの刺激も減らすことができるのでおすすめです。
(2)(1)に500円玉大のリムーバーをのせ、全体へ広げます。綿棒の両側を押しつけ、リムーバーを染み込ませてください。
(3)その後、コットンを2枚に割きます。(1)の時にコットンを水でぬらしているので、簡単に割くことができます。
面倒な場合は、コットンを4枚用意してもOKです。
(4)コットンの1枚目を縦に二つ折りにし、眉毛とアイシャドウを拭きとります。
(5)コットンを4つ折りにして、尖った部分でまつ毛部分をスッと拭きとってください。
(6)もう1枚のコットンを三角に折り、下まぶたに貼りつけます。
(7)綿棒の片方を使って、マスカラや下まぶた部分についた汚れをコットンにやさしくこすりつけてください。
(8)最後に、目頭と目尻部分に綿棒をクルンと入れ、目の中の汚れもオフしましょう。目の中は意外と汚れが残っています。この時、目を傷つけないよう十分注意してください。
慣れると5分ほどで終わります。ドレッサーや洗面所にアイテムをひとまとめにしておくと、毎日の習慣づけにしやすいです。
■老け目元を作らないためのクレンジング&アイケアのポイント
・ポイントメイクリムーバーを必ず使う
・湿らせたコットンを使う
・熱いシャワーを目元にあてない
・まつ毛美容液はアイクリームの前に使用する
・アイクリームで保湿を十分にする
この5つのポイントを守って若々しい目元を保ち、春のアイメイクを存分に楽しみましょう。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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