どなたも無理をしない、ストレスのないダイエットをお望みのことでしょう。そんな方にぜひおすすめしたいのが「ローフード」という食事法です。
かつて20㎏の減量に成功した、ウエルネス&ビューティーライター、ローフードマイスターの筆者が、「ローフード」という食事法、その食べ方についてご紹介します。
■ローフードとは?
ローフードとは、その名の通り「Raw」(生の)「Food」(食べ物)という意味で、野菜や果物といった自然の食材を、生のまま食べる食事法のこと。
加熱をする場合は48度以下で処理し、ビタミンやミネラル、そして水分(できれば浄水)や食物酵素をそのまま体内に摂り入れる食スタイルをいいます。
■ローフードでどうして痩せるの?
ローフードを推奨している日本リビングビューティー協会では、ローフードをとり入れると、生の食材に含まれている天然の水分が体の細胞を潤して活性化してくれる。すると代謝が活発になり、痩せやすい体に整っていくことから、十分な満足感を得ながら痩せていくことができると考えられています。
また、生の野菜や果物から摂取出来る食物酵素が、老廃物の排泄や体脂肪の燃焼をうながしてくれるため、自然と太らず、余計な脂肪がつかない体に変わっていくとも考えられています。
■日本食はもともとローフードの宝庫
そしてローフードのハードルは決して高くありません。サラダやフルーツのほかにも、実は日本食にもたくさんのローフードがあります。
まず挙げられるのが非加熱の漬け物。48度以上の熱を加えていない梅干しもローフードです。
また例外的に、納豆や味噌もローフードに含みます。一度加熱をして作られますが、その後発酵を続けるため、酵素が摂れる食材としてローフードと考えられているためです。
その他、海苔や生のわかめなどの海藻類もローフードですよ。
■痩せるために実践したいローフードの食べ方
これらのローフードをダイエットに生かすポイントをご紹介します。痩せた後のリバウンドが気になる人は、ぜひ実践してみてくださいね。
(1)果物は、デザートとして食べない
ローフードでは果物の摂取をすすめていますが、デザートとして摂るのは避けてください。
食後に食べると、胃腸にそれまでの食事が残ったままなので、うまく果物が消化されず老廃物としてからだに蓄積されやすくなり、反対にむしろ太るおそれがあります。
果物は空腹のときに、果物だけを食べるように心掛けましょう。
(2)食事の最初にローフードを
食事はまず、サラダからはじめるといいでしょう。たっぷりの水分や食物酵素が、消化をうながしてくれます。
また食物繊維が血糖値の急上昇を抑えてくれるので、脂肪の蓄積を防ぐ働きが期待できます。
サラダのほか、生の野菜や果物で作ったスムージーを食前に一杯いただくのもおすすめです。
(3)痩せたいときの間食もローフードで
間食にもローフードを活用しましょう。
甘いお菓子が食べたいときには、ドライフルーツを代わりにどうぞ。48度以上で加熱されていないため、食物酵素が生きた食材です。
さらにビタミンやミネラル、食物繊維が摂れるので、ダイエット中には最適です。
ちょっと何かをつまみたいときには、野菜スティックはいかがですか。味噌に少量のオリーブオイルを混ぜたディップで食べれば、腸内環境の改善にも役立ちます。
日頃の食生活に、生の野菜や果物の割合を増やしていくだけで、楽に気持ちよく理想の体型になっていかれるローフードの食事法。イキイキと痩せたい方には心からおすすめをいたします!
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※酵素 – わかさ生活※ハーヴィー・ダイアモンド、マリリン・ダイアモンド(著)松田麻美子(訳・補遺)『フィット・フォー・ライフ 健康長寿には「不滅の原則」があった!』(2006年)、グスコー出版