春の兆しが感じられるにつれ、何となくからだの重さが気になる方もいらっしゃることでしょう。春は身も心も軽くしたいものです。旬の山菜で、美味しくデトックスしませんか?
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、おすすめの山菜とその効果的な食べ方をご紹介します。
■山菜はどうしてデトックス効果があるの?
旬の山菜の特徴に、ほろ苦い味わいがあります。
この苦味のもとになっている代表的なものは、強い抗酸化作用があることで知られる「植物性アルカロイド」という成分。これには腎臓のろ過機能を活性化させて、要らない老廃物をからだの外に出してくれる働きがあります。
また、気温が上がりはじめる春は、活動量が増え、代謝が活発になる季節です。このタイミングで山菜を摂ることで、よりいっそうデトックス効果が期待できると考えられます。
■40・50代が食べたい春の山菜3選
(1)ふきのとう
さわやかな香りや苦みが春らしさを感じさせるふきのとう。むくみを和らげるカリウムや、腸内環境を整えてくれる食物繊維も含まれています。
常備菜として「ふき味噌」を作り置きしてはいかがでしょう。ごはんのお供はもちろん、野菜スティックに添えたり、納豆の味付けにしたりするのもおすすめです。
ふき味噌のレシピ
材料(作りやすい分量)
ふきのとう 10個
味噌 大さじ5
みりん 大さじ5
はちみつ 大さじ5
ごま油 小さじ1
作り方
(1)ふきのとうはひと晩水につけて、あく抜きしておきます。
(2)味噌、みりん、はちみつはよく混ぜ合わせておきます。
(3)(1)を粗めに刻み、ごま油で炒めます。
(4)(2)を加えてさらに水気が飛ぶまで炒めれば完成です。
(2)たらの芽
苦み成分のもと、エラトサイドには、血糖値の上昇を防ぐ効果があるといわれています。カリウムやマグネシウムも含んでいます。
ビタミンやミネラルがバランスよく含まれたくるみと一緒に、和え物にしてはいかがでしょう。
たらの芽のくるみ和えのレシピ
材料(作りやすい分量)
たらの芽 300g
くるみ 50g
はちみつ 大さじ2
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
作り方
(1)たらの芽はハカマの部分をむき、さっとゆがいて粗く刻んでおきます。
(2)くるみはミルで挽き、はちみつとみりんとしょうゆと混ぜ合わせておきます。
(3)(1)を(2)で和えれば完成です。
(3)セリ
ビタミンCや食物繊維、βカロテンも含むセリは、生でサラダにしていただくのもおすすめです。
独特の風味を生かしたシンプルなレシピをお試しください。しらすでカルシウムも補えます。
セリとしらすのサラダ
材料(作りやすい分量)
セリ 1束
しらす 大さじ1
ごま油 大さじ1
塩 小さじ1/2
酢 小さじ1/2
作り方
(1)セリは根を落とし、3cm幅に切り揃えておきます。
(2)ごま油、塩、酢を混ぜ合わせておきます。
(3)(1)と(2)をよく和え、しらすを振りかければ完成です。
冬の間にたまってしまった毒素は、早めに一掃したいものです。心もからだもリニューアルして、軽やかに新しい季節を楽しんでくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※冬のからだをリセットするために“春の苦みを盛れ” – はくばく
※デトックスは春野菜で!冬に溜まりがちな老廃物の排出を助ける5つの食材 – ニチレイフーズ