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美容効果バッチリ!旬の山菜「ゼンマイ」の美味な食べ方3つ

台湾料理研究家
小河 知惠子

「ゼンマイは見た目が苦手」という意見もたまに耳にします。分からなくもないですが、食べてみると独特の歯ごたえがあってとても美味しい。メインというよりは、料理に添えることで良さが引き出される野菜です。栄養も豊富で美容にも効果があり、女性には召し上がって頂きたい食材。今回は、料理研究家の筆者が「ゼンマイの美味しい食べ方」についてご紹介します。

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■抗酸化作用で若々しさを

ゼンマイの旬は4月から5月にかけて。今がちょうど美味しい時期です。ゼンマイにはオスとメスの種類があり、オスには胞子を飛ばす役割があります。しかしやや味が劣るため、食べるのは主にメスになります。βカロテンが豊富で、抗酸化作用によるアンチエイジング効果が期待できます。食物繊維も豊富なので美容にとても良い食材です。

■あく抜きが必要

ゼンマイは、あくが強い食べものです。スーパーなどで売っている水煮であればそのまま食べられますが、摘んだものは綿毛を取ってからあく抜きが必要になります。鍋にたっぷりの水とゼンマイ、重曹を入れて沸騰させ、火を止めてから一晩おけば食べられる状態になります。

■美味しい食べ方とは

油で炒める

ゼンマイは油との相性が良い食材。炒めものにするととても美味しいです。豚バラ肉などと合わせて油と一緒に炒め、醤油や味噌で味付けすれば、ごはんの進むおかずに。他の山菜と合わせて油で揚げて天ぷらにしても、苦みのない仕上がりになります。

シンプルなおひたしに

下処理したゼンマイを、醤油とみりんで和え、鰹節をかけておひたしに。シンプルながら、旬な素材の味を楽しむことがでる料理です。すった生姜や白ごまをかければ、風味も加わってさらに食欲が掻き立てられます。

韓国料理の定番ナムルに

フライパンにゼンマイを入れ、ごま油とみりんと醤油、ニンニクなどを加えて軽く炒めればナムルのできあがりです。ごま油の香ばしさとゼンマイの食感がたまりません。また、ナムルといえば韓国料理の定番。もやしや、ほうれんそうのおひたしと合わせてビビンバの具材にしてもいいですね。

いかがでしたか? 下処理が面倒だという方は、乾燥ゼンマイなどもあるので、水で戻すだけで簡単に料理に利用できます。美容にもとても良いので、見た目がいまいちだからと敬遠せず、食事に取り入れてみてください。

(料理研究家 オガワ チエコ)

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