人のちょっとした言動や行動が気になることはありませんか?
気になりだすと、ずっと頭の片隅から離れず、グルグル思考を巡らせる方もいるでしょう。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーである筆者が、不安になりやすい人が心にとめておきたい、気持ちを切り替えるための考え方をご紹介します。
■いろいろなことに不安を感じてしまう
「不安になるとそのことが頭を占めて、夜も眠れない……」ということはありませんか?しかし、そんな日々が続くと、美容や健康に影響を及ぼしてしまうことも。
さらにその中でも、生まれつき非常に感受性が強く、敏感な気質を持っている「HSP(Highly Sensitive Person)」の人は気を付けたいところ。
例えば、人混みや物音だけでなく、相手の気持ちや考えに引きずられたり、いつも気を遣っているから疲れやすかったりするなどの特徴を持っています。
それだけでなく、相手のことを気にしすぎるがゆえに、自分のことを責めがち。「自分が悪いのではないか」「相手の気に障ることを言ったのではないか」などと、悪い方向に考えてしまう傾向があります。
しかしずっと気を遣っていると疲労が積み重なり、心が不健康な状態になってしまうので、気を付けたいところです。
■すぐに不安になってしまう人の心構え&考え方
不安になりやすい人が、生きやすくなるための心構え&考え方をご紹介します。
本当に言われた言葉なのかもう一度考えて
相手が発した言葉の奥に潜む意味を、考えてしまうことがあるかもしれません。
でもそれは、本当に相手が言った言葉なのか、もう一度考えてみてください。
多くの場合は、発された言葉まんまの意味ではなく、自分の受け取り方で言葉の意味を歪んでとらえているのかも……。
それは育ってきた環境や習慣によるものなので、変えることができます。
言葉の裏の意味を考えるのではなく、言葉そのものを素直に受け取ってみてください。
受け取り方は相手次第!相手がどう考えるかで思い悩まない
「自分の発した言葉によって、相手が気分を害してしまったかも」と悩むことはありませんか?
しかし、これも自分の思い込みである場合がほとんどです。
発した言葉は取り消せないので、受け取り方は相手にゆだねましょう。
相手は自分とは違う人間です。同じように考えて、言葉を受け取るわけではありません。
相手の受け取り方が気になる場合は、シンプルですが、言葉を発する前に本当に相手に伝えたいことなのかを考えましょう。
そして自分が発した言葉と違う意味で受け取られた場合は、「この人はこういう受け取り方をするんだな。ふ~ん」くらいにあっさり受け止めるのがおすすめです。
すぐに不安になってしまう人は、もともとの特性の場合もあります。しかし、今までの習慣や考え方を変えるだけで、日々が過ごしやすくなることがあるのも事実です。習慣・考え方は長年のクセなので、簡単には変わりません。考え方を変える練習と気づきを大切に、日々を過ごしてみてくださいね。
(美容ライター/心理カウンセラー 北口 慈子)
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