紫外線が強くなり、日焼け止めが手放せなくなる季節ですが、「まだ残っているから」と昨年の日焼け止めを使う人もいますよね。
しかし、実は古くなった日焼け止めは効果が減っている可能性に加え、肌荒れの危険性もあるんです。

エステティシャンの筆者が、「日焼け止めは一体いつまで使っていていいのか?」を紹介するとともに、保管や使用期限などの注意点について解説していきます。
■日焼け止めの使用期限について

一般的に化粧品は、製造後3年以内で変質する化粧品を除き、使用期限を表示する義務がありません。つまり、未開封なら3年以上大丈夫、ということです。
しかし、「購入から3年」ではなく「製造から3年」であること、保管方法などによって変質の可能性もあるので、特別な記載がない場合以外でも未開封3年を目安にするのが良いと考えれらます。
時間がたった化粧品は、未開封なら絶対に安全とはいえないので、色や形、においが変化していないかチェックし、手の甲などに塗布したり確認するくせをつけるのが良いでしょう。
また日焼け止めの場合、一度でも開封している場合は、酸化や劣化の可能性や、日焼け止め効果が下がっている可能性があるため、開封後半年で使い切るのをお勧めしています。
■古い日焼け止めを使用するデメリット

古い日焼け止めを使うと考えられるのが、日焼け止め効果の低下です。
せっかく紫外線を防ぐために塗ったのに、効果が半減してしまっていては悲しいですよね。
特に外に持ち運んで紫外線の影響を受けていたり、高温多湿な環境で保管していたり、蓋や口に雑菌がついていたりなどの場合は要注意です。
日焼け止め効果が低下するだけで済めばまだいいですが、製品の劣化や酸化の影響で、肌荒れや毛穴つまりやニキビなどの原因になる可能性も考えられるので、特に匂いや色の変化がなかったとしても、なるべく昨年開封したのものは使わずに新しい製品を購入するのが安心です。
■日焼け止めの管理方法

日焼け止めの保管については、まず日差しや高温多湿な環境を避けましょう。
また、清潔な手指で使用する、口や蓋は拭いたり消毒をする、使用したら蓋やきっりと閉める、開封したら使い切ってしまうのが鉄則です。
基本的には日焼け止めは一年中毎日使用するのが奨励され、肌老化にも効果的です。開封後は使い切る習慣をつけましょう。
日焼け止めは紫外線からお肌を守る主力アイテムです。紫外線はお肌の乾燥やトラブルだけではなく、シミ、しわ、たるみといった肌老化を進めてしまいます。せっかく塗るなら効果的に。そして効率的にするために、開封してからの使用期間や保管にも気を配ってケアをしていきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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