ジメジメした梅雨のこの時期、実はお米がとっても劣化しやすい季節です。お米は湿気を吸ってしまうので、保存方法を間違えるとお米の美味しさが半減してしまいます。
正しいお米の保存方法を知って、梅雨を乗り切りましょう!
■NGその1.常温保存
意外とやりがちなのが、室温25℃以上の常温保存。ジメジメした梅雨時期は特に室温が高くなりやすいですが、実は25℃以上で米虫が発生しやすくなると考えられていますから、これはNGです!
OKな温度って?
15℃以下の冷所に保存するのがオススメです。
■NGその2.米袋のまま保存
買ってきた米袋のままで保存しがちですが、これもNG! 米袋には目には見えない空気穴が開いているものも多く、酸化が進んで劣化します。
OKな保存容器って?
密閉した容器での保管がオススメ。タッパー、空のペットボトル、ジップロックなど、スペースに応じて密閉出来る保存容器を使用してみて。その際にとっても大切なのは、お米を入れるときのお掃除。新しいお米を注ぎ足す際に、残っているお米をしっかり使い切り、きれいに掃除をしてから新しいお米を入れて下さい。お米の残りカスがあると、虫が発生しやすい環境となることがあります。
■NGその3.炊事場のシンク下に保存
炊飯しやすいからと、炊事場のシンク下についつい置いてしまいがちですが、これも実はNG。お米は湿気を吸いやすいので、湿度の高い場所ではお米が劣化してしまうのです。水分がついた後に乾燥すると、カビが発生することも…。臭いの強い食品や洗剤などの臭いを吸ってしまう性質もあるので、シンク下では臭いうつりも心配なところです。
OKな保存場所って?
冷蔵庫の野菜室に保管すると、お米が冬眠状態になって劣化せず、美味しく食べることができます。
お米は、精米後、どんどん酸化していき、鮮度が落ちてしまいますので、劣化しやすい梅雨のこの時期は、できるだけお早めに召し上がり下さい。2~3週間以内に食べきれる量をお買い求め下さることをオススメします。
(5ツ星お米マイスター/ごはんソムリエ 澁谷梨絵
日本で唯一の穀物のプロフェッショナル資格(5ツ星お米マイスター、ごはんソムリエ、雑穀エキスパート、薬膳インストラクター、雑穀マイスター、発酵食スペシャリスト)を持つ女性米屋。米・雑穀・麹の専門家。)
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