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太りにくい体を作る!「発酵性食物繊維」の魅力

エステ・セラピスト
町山町子

「痩せたい、でもダイエットが続かない」「リバウンドした……」そんな悩みを抱えるダイエット難民に朗報です。

善玉菌の働きを助ける「発酵性食物繊維」は、食事に取り入れることでリバウンドせず、太りにくい体を作るのだとか。

「痩せファイバー」で太らない体に!効率的な摂り方

今回は腸内細菌の研究を行う薬学博士の國澤純先生に、発酵性食物繊維の嬉しい働きと効率的な摂り方を伺いました。

■痩せ体質を維持し、太りにくい体を作る「発酵性食物繊維」ってなに?

「発酵性食物繊維」で太らない体に!効率的な摂り方

ダイエットのために食事を工夫したり、食物繊維を含む食品を多く摂取したりしている人も多いと思いますが、「なかなか思うような結果が出ない」ということもありますよね。

食事で効率よく痩せるコツはあるのでしょうか?

國澤先生によると、太りにくい体を作り、痩せ体質をキープするには、“発酵性食物繊維”を多く摂るのがいいのだそうです。

この“発酵性食物繊維”は、腸内で発酵する食物繊維のことだそうですが、いったいどんな働きをするのでしょうか。

「私たちの腸内環境に存在する善玉菌は、発酵性食物繊維を材料にして、短鎖脂肪酸という、ダイエットに役立つ成分を作り出しています。」と國澤先生は解説。

“発酵性食物繊維”は、私たちの腸内の有用菌である善玉菌の大切なエサとなり、ダイエット作用を高める働きをしているわけですね。

さらに、“発酵性食物繊維”によって作り出される短鎖脂肪酸は、脂肪の蓄積を阻止してくれるなど嬉しい働きもあるようです。

■注目!発酵性食物繊維の主なダイエット効果3つ

「発酵性食物繊維」で太らない体に!効率的な摂り方

“発酵性食物繊維”が作り出す短鎖脂肪酸がダイエットに役立つ理由について、國澤先生に伺いました。

「1つは、短鎖脂肪酸が腸のエネルギーとなり、腸の働きを活発にする働きがあるためです。2つめは、短鎖脂肪酸は脂肪細胞に働きかけて脂肪の蓄積を抑えるから。3つめは、体のエネルギー代謝を高めることで肥満を防いでくれるからです」とのこと。

さらに、発酵性食物繊維自体にも以下のようなダイエットに役立つ痩せ作用があります。

こんなに嬉しい働きが期待できるなら、すぐにでも取り入れたいですよね。

ドカ食い防止

食物繊維は胃腸の中で水分を吸収しながらゆっくりと移動することから、適度な満腹感を維持できます。

脂肪を溜め込みにくくする

糖質を多く含む食材を食物繊維を多く含む食材に置き換えることで、相対的に糖質の摂取量を抑えることができます。

さらに、食物繊維のうち水溶性のものは、腸で糖質や油の吸収を緩やかにして、脂肪を溜め込みづらくします。

善玉菌の群生を促進する

腸内細菌は花畑に例えて「腸内フローラ」といわれています。腸内で善玉菌、悪玉菌、日和見菌が植物のようにそれぞれ群生しているからです。

腸内環境を整えて善玉菌の群生を促進することが、ダイエットに適した環境を整えることにつながります。

“発酵性食物繊維”はいわば、善玉菌がお花を咲かせて、短鎖脂肪酸という種を作るためのお水や養分のようなもの。毎日、お水や養分をあげることで、善玉菌がすくすく育ち、ダイエットを助けてくれる環境が整います。

■「発酵性食物繊維」が含まれた食材

痩せ作用を高め、健康に良い影響を与えてくれる“発酵性食物繊維”。身近な食べ物や食材にはどんなものがあるのでしょうか。

國澤先生によると、「発酵性食物繊維は穀物に特徴的に多く含まれる食物繊維で、オートミール玄米、もち麦、小麦ブランシリアルなどから摂ることができます」とのこと。

1日1回、主食を上記の食材に置き換える方法が、継続しやすいそうです。

即効的な効果は期待できないかもしれませんが、“発酵性食物繊維”を多く含む食品を習慣的に摂ることで、短鎖脂肪酸の働きが期待できるそうです。

まずは、無理なく続けられるよう、毎日の食生活や主食に“発酵性食物繊維”が豊富に含まれる食品を取り入れてることから始めてみましょう。

監修者/国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤純先生

(ビューティー&ヘルスライター 町山町子)

 

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